メンタルの弱さで立大に敗北
ハンドリングミス、トラベリングなどのイージーミスが響いた第2クォーター。今井がカットインからシュートへ持っていく際、惜しいところでトラベリング。またスティールされたボールを追い掛け、ファウルを犯した堤。フリースローを2本とも決められ、「へこんでしまった」とメンタル面の弱さが出た。だが、芳賀主将と長友が良いリズムを刻んだ。芳賀主将がインサイドに切り込んでディフェンスを寄せ、外の長友がパスを受け3Pシュートを見事決めた。その後、今井の0度からのミドルシュート、堤の粘りのゴール下などで点を稼ぎ、20点差で前半を終えた。
ハーフタイムにポストプレーの確認をしていた今井。第3クォーター早々、ハイポストの今井のアシストで堤が3Pシュートを入れた。そして田尻との接触の厳しさからディフェンスを3ー2のゾーンに切り替えた本学。「ディフェンスとしては成功した。外で打たすことはできたが、その後のリバウンドが取れなかった」(深川助監督) ため、すぐにマンツーに切り替えることになった。しかしその直後、立大にターンシュートを入れられてしまう。また田尻に押されてばかりはいられない今井。3人のディフェンスを相手にリバウンドを取り、シュートをねじ込んだ。その後残り15秒には木本がファウルをもらってフリースローを決めるも、ラストはまたもや立大に3Pシュートを打たれて第3クォーター終了。
ゴールに対する積極性が見られた第4クォーター。今井が立て続けにインサイドでファウルをもらい、得点につなげた。だが立大の3Pシュートや田尻のゴール下は相変わらずだった。そして迎えた残り2分半、ファウルプレーが続発。わずか15秒で芳賀主将が4ファウル目、堤と今井が3ファウル目を犯してしまう。また4ファウルを抱えながらリバウンドに絡んできた木本がラスト1分、5ファウル退場。代わりがいない本学だが、ケガのためベンチにいた河原田(商3)が交代出場した。さらに残り18秒、リバウンドに飛び込んだ芳賀主将が負傷のアクシデント。ラストは4対5という劣勢の中、試合終了のブザーの音と同時に堤が3Pシュートを沈め、3日間を戦い終えた。
今日のゲームについてこれまでの法大、早大と「一緒。昨日よりもレベルが下がった。人に合わせてやるようではだめ。ゲーム前からメンタルで負けていて、一人一人何をやりたいのかわからなかった」と厳しい顔の深川助監督。堤も「気迫とか、強気なプレーではもっとちょっとできたと思う。メンタルに左右されて、それが今日は悪い方向に出た」と、技術面ではなく精神面が大きく影響した試合だった。堤ら4年生にとって残すはあと2試合。少しでも満足のいくプレーをして、何より楽しんでほしい。
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