
島野が2得点 総理大臣杯出場に王手/「アミノバイタル®」カップ
4回戦で敗北した明大は、9〜10位決定戦に臨んだ。総理大臣杯全日本大学トーナメント(総理大臣杯)出場には一戦も落とせない崖っぷちの状況だったが、島野・林のJリーグ内定コンビの活躍で立正大に勝利した。

逆転負けを喫した前試合の悔しさをぶつけるかのように、前半から明大の積極的な攻撃が目立った。その攻めの姿勢が実を結んだのは前半終了直前の43分。FK(フリーキック)のこぼれ球から島野が鋭いシュートを繰り出す。先制点を決め、前半を1―0で終えた。

(写真:2得点を決めチームを勝利に導いた島野)
迎えた後半、両チームが得点を狙い攻防が続く中、試合終盤の77分、島野の今試合2点目となるゴールでリードを広げた。「後ろから走りこんでゴールに関わるというのは自分のプレーの特徴。大事な試合で決められたのは自分としてもチームとしても大きかった」(島野)。さらに82分には林のシュートで突き放す。直後の85分に1点を返されるが、最後は守り切り110分間の試合を戦い抜いた。

(写真:パスを送る林)
「とにかく勝利に執着し、今持っている力だけではなくそれを超えていかないと勝てない」(池上寿之監督)。監督の言葉通り選手たちの勝利への執着が見えた今試合。初タイトル獲得を逃したが、その夢を夏につなげられるか。総理大臣杯出場権獲得に向け、明大の戦いは続く。
[吉嵜帆奏]
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