課題を胸に刻むも、早大に惨敗
第2クォーターでも、今井と芳賀主将の連携でボールを運び、ファウルをもらう好プレーが見られた。また木本が粘りのディフェンスでパスミスを誘った。オフェンス面でも木本は1対1でファウルをもらうなど活躍。だが堤が早大のロングパスを通してしまうなど精彩を欠いた。アウトナンバー、2対2のチャンスをものにできない本学。相手の流れを止め切れない中、4分半のタイムアウトの後には、堤が積極的にボールを受け、「ボール運びを助けた」(長友)。その後3分半にはシュートタイムを3秒残して本学のスローイン。長友が遠めの3Pシュートをきれいに入れた。さらにラスト50秒ボールキープし、ファウルをもらった長友。フリースローを2本とも決め、ガードの役割をこなした。ラスト5秒でボールを運び、最後は芳賀主将のシュートで前半終了。
「後半、やっと明治らしいプレーができた」と話した長友。ゴール下に走り込んでシュートを決めたり、こぼれ球への反応が光った。一方センターの木本も相手に打たれてもリバウンドに何回でも飛んだ。また、ボール受けに何度か足が止まった堤。5分半に芳賀主将のアシストで3Pシュートを沈め、3分40秒にはファウルを誘い、相手を退場に追い込んだ。そしてこれまでの好プレー、ゴールのアシストという裏方を務めていた芳賀主将がディフェンスでチャージングを取った。途中出場の甲斐(明大付明治高)も好ディフェンスで相手のレイアップを止めた。このように本学のプレーが光った場面が見られるも、ラスト55秒、早大のスローインから点を入れられ、100点差になってしまった。
絶えず早大の高さに苦しむ本学。ブロックショットだけでなく上パスも取られてしまう。こぼれ球を必死に取る長友、今井だが、早大の速攻は止まらない。ブロックショットに遭ってもディフェンスでパスカットを狙う木本。しかしシュートの機会が減り、チームの声が少なくなっていた。そこで踏ん張ったのが堤だ。6分半、カットインでバスケットカウントを得ての3点プレー。5分には4ファウルになってしまうが、ドリブルで積極的に攻めた。だが、やはり早大の壁は厚かった。3Pシュート、ミドルシュートが止まらない。最後までボールを追い掛け続けた本学だったが、約120点差の大差で敗北した。
来年の軸になるのは長友と今井。長友は「ボール運びは自分1人でドリブルで持っていけるように、キープ力をつけたい」と話し、一方の今井は「昨日よりは最初からぶつかっていけた。1部とできる機会がないので、良い勉強になった」と、2人とも前向きな姿勢。また、高校生の甲斐については「大学生とは体格も違うし、大変だけど、ボールが来たらシュートに向かっていて良いと思う」(長友)、と快く受け入れている。
明日は大会3日目を迎え、疲れもピークのはずだ。しかし相手は立大。この2日間ほどの相手ではない。自分たちの力を信じて、勝利を獲得してほしい。
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