
中大との順位決定戦 わずかに及ばず/関東学生1部リーグ戦
順位決定戦の相手は、4回戦で惜敗した中大。序盤から中大のペースに押されるも、明大は負けじと食らいついた。しかし最後まで点差は縮まらず、勝利を飾ることはできなかった。
◆5・10~6・22 関東学生1部リーグ戦
▼6・21 対中大戦(順天さくらプール)
明大16{2-5、6-7、5-5,3-4}21中大〇
入替戦の対戦相手が決まる大事な試合。第1P、中大に先制点を許すも、宇津野貴大(営4=明大中野)がすぐさま点を奪い返す。その後、明大は何度もシュートを試みたが中大のディフェンスを前になかなか決めることができない。また、5得点を許し序盤から中大のペースに。「前半に点差が開いてしまった」(濱口颯太郎・農2=明大中野)。
続く第2Pは打って変わって点の取り合いとなった。宇津野や濱口が連続得点。そして、渡邊夢現(政経1=明大中野)が相手の退水を機に得点し1点差まで追い上げた。
第3Pでは中大と同じく5得点。高田将太郎(法3=明大中野)の華麗なシュートや宇津野のパスから濱口が得点するなど明大もペースをつかんでいった。また、中大のパスをカットし、ボールを奪うなどチャンスを何度もつくった。反撃開始と思われた第4Pだったが、一時は6点差まで開くなどまだまだ中大の勢いは衰えず。「カウンターを食らって失点してしまった」(宇津野)。それでも明大は、今試合7得点の宇津野や渡邊の強烈なシュートで最後まで食らいついた。一進一退の攻防が続いた順位決定戦だが、序盤の失点が響き16―21で敗北した。
勝利を飾ることができないまま、次は順大戦に臨む明大。「先輩たちが守り抜いてきた1部リーグのプライドをもって勝ち切りたい」と濱口は意気込む。最終戦でも自分たちのペースで得点を重ね勝利を手に入れられるか、期待がかかる。
[川村暖]
試合後のコメント
宇津野
――今の明大の課題としては何がありますか。
「このリーグ戦が始まった当初は、攻撃力が一番の課題だったのですが、今日の試合は結構自分たちのペースで得点を重ねられました。しっかり得点を取り切る中で、ディフェンスもしっかり行うということが、さらに上に行くために新たな課題かなと思います」
――入替戦に向けて意気込みをお願いします。
「相手は全勝のチームということで雰囲気を上げてくると思うので、自分たちも自分たちのペースに持っていけるように、自分たちの水球、自分たちらしさを出せるようにしっかりやりたいなと思います」
濱口
――本日の試合を振り返っていかがですか。
「前半に点差が開いてしまって、追いかける形になりました。そこから得点が結構取れたと思うのですが、その分失点も多かったので、追いつけず苦しい状況が続きました」
――中大と対戦するにあたっての作戦はありましたか。
「泳力では明大の方が勝っていると思うので、そこで相手のオフェンスからのカウンターをしっかり覚えて、ボールを速くつなぐことをチームでやっていました」
――ご自身のシュートシーンを振り返っていかがですか。
「相手の一瞬のスキをとって自分が良いポジションを取って、そこにタイミングよくパスが入ってきたので、いい感じに攻められたなという印象です」
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