亜大とのPK戦の激闘を制し連覇に向け前進!/「アミノバイタル®」カップ

2025.06.20

 初戦は亜大との一戦。前半に1点を取り合うもその後はゴールネットを揺らせず、PK戦までもつれるが明大の選手は落ち着いて5本をゴールに沈め次戦に駒を進めた。

 強い日差しの中で始まった亜大戦。明大は1年生半場をトップチームでは初のスタメン起用。「緊張はあったのですが、先輩方が好きなように攻撃してこいと言ってくれていたのでリラックスして臨めた」(半場)。序盤から明大のサッカーを仕掛けるもゴールには結びつかない。その後は、攻守が目まぐるしく変わる拮抗(きっこう)した試合展開が続いた。44分亜大がチャンスをモノにし先制点を決める。このまま前半が終了すると思われたが、アディショナルタイムに内山がゴールを沈め試合を振り出しに戻し前半を折り返す。

(写真:トップチーム初スタメンの半場)

 流れを呼び込みたい明大はHT明けに林を含む3枚のカードを切る。後半開始直後から林を起点に果敢に相手ゴールに向かい続けるもフィニッシュまで持ち込めず。85分には林がFK(フリーキック)を獲得し、内山がクロスを上げこぼれ球を半場が押し込むも相手の壁に阻まれる。その後も一進一退の攻防を見せたが試合は決まらず延長戦へ突入する。

 延長5分には明大守備陣の一瞬のスキを突かれ亜大が強烈なシュートを放つも藤井がチームを救うビックセーブ。「止めるとこはしっかり止められたというのは、自分の中でも気持ち的に上向きになってくるところかなと思う」(藤井)。流れに乗った明大は8分に林がファールをもらった後、内山がすかさずボールを蹴りだしサイドから林がクロスを上げこぼれ玉に反応した森田がシュートを放つもまたしてもポストに阻まれゴールが遠い。その後もゴールネットを揺らすことなくPK戦へ突入する。PK戦は両チーム4人連続決めて迎えた明大5本目のキッカーとして登場したのは稲垣。冷静に成功させ、その後の亜大の選手のPKは失敗に終わり、激闘に幕を閉じた。

(写真:ボールを持ち運ぶ小澤)

 猛暑の中、110分以上走り続けた選手達。2日後にも試合を控えるが連覇に向け選手たちは前に進み続ける。

[近藤陽紀]