
男子、女子団体ともに3位入賞 白根が個人で優勝果たす/全関東学生選手権
全関東学生選手権(全関東)が2日間にわたって行われた。男子、女子ともに惜しくも準決勝で敗退。しかし3位決定戦では高的中を出し、男女ともに表彰台入りを果たした。
◆6・14~15 第55回全関東学生選手権(日本武道館)
▼男子団体
明大――3位
▼女子団体
明大――3位
▼男子個人
若林――2位
▼女子個人
白根――1位
[男子]
「この1週間は練習で中る射ではなく、本番で中る射を目指すことを意識した」(中嶋航大・農3=帝京長岡)と予選を突破し、専大と国武大にともに19中で勝利し3回戦に進んだ。大会2日目も粘り強さを見せる。的中に課題を残したものの、東洋大川越に勝利し迎えた準決勝では、因縁の相手・法大と対戦。思うような的中を出すことができず、相手の23中という高的中に圧倒され決勝進出はかなわなかった。しかしその後の3位決定戦では日大の17中に対し23中という高い的中で勝利し、明大の意地を見せつけた。
[女子]
2回戦からのスタートとなった決勝トーナメント。立正大に9中という安定した射で勝利し、3回戦に駒を進める。千葉大にも9中で勝利し、準決勝では日女体大と対戦。明大は的中率が伸び悩み、流れを引き戻せないまま敗れてしまう。迎えた3位決定戦。明大は日大の8中に対し11中という高的中をたたき出し、見事3位を勝ち取った。「準決勝からの切り替えがうまくできて、今までよりも少し緊張しない状態で吹っ切れていけたかなと思う」(落合風香・法2=国学院)。
個人では、若林優弥主将(農4=小笠)が2位入賞。「個人戦は団体戦よりも緊張して、自分の思った射ができないながらも、中るための要素でこれだけはやるということを決めて臨んで、なんとか2位という結果だった」(若林)。女子では白根瑞季(政経2=都立東)が初優勝を果たした。「八寸になると一気に人が削られて、自分の中で絶対にここが境になるんだなというのがあったから、冷静に中ることができた」(白根)。
今月末には全国選抜大会(選抜)が待ち構える。若林主将は「本番の緊張感に飲まれてしまった子が何人かいるなと思ったので、そこを含めて練習自体をもっと本番を想定した練習にしていかないとダメだなと思った」と課題を明らかにした。また、加藤ほの美(政経3=前橋育英)は「今日の試合で個人的にはかなり屈辱だったので、あと2週間でできることを全部やって、妥協することがないような射を選抜でやりたい」と意気込んだ。選抜では更に進化したチームに注目したい。
[君嶋亜美果]
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