
日大に1点及ばず 2節連続黒星/関東大学1部リーグ戦
リーグ戦前半、ホーム最終戦の相手は日大。ボールを奪い合い、両チームの意地がぶつかり合う熾烈(しれつ)な戦いとなった。明大は先制点を奪うも、後半に3失点。2-3で前節に引き続き惜敗した。

前節・筑波大戦での反省を胸に臨んだ日大戦。池上寿之監督が「ボールをよく動かすチーム」と語った日大相手に、試合は白熱した。明大は相手にプレッシャーをかけながら激しいゲームを展開するも、両者一歩も譲らない状況が続く。16分、真鍋のパスを受けた林が2枚のブロックを抜き、カットインから先制点を決める。その後もFKやパスカットなどから積極的に攻め、1点リードで前半を終えた。

(写真:点を決め喜び合う選手たち)
後半序盤では、攻守が幾度も切り替わる膠着(こうちゃく)状態が続いた。65分、オウンゴールによって失点を許したものの、70分には、林からパスを受けた真鍋がそのまま押し込み、追加点。一方でチャンスボールを得点につなげられない場面もあり、これについて三品は「日常の爪の甘さが出た試合だった」と語る。池上監督は選手交代で状況の打開を図るも、きっかけをつかめず。そんな中後半AT、PKからの失点で2-2に。さらには試合終了間際、混戦から日大に逆転弾を許し、敗北を喫した。

(写真:パスを出す濱崎)
「全員が主体性を持って関わり合いをしていくことが大切だ、どんなときも前を向かないといけない」(森田)。伝統の重みを背負う彼らには、リーグ戦2連敗という結果に肩を落としている暇はない。来週に控えている「アミノバイタル®」カップに向けて、選手が一丸となって練習に取り組んでいく必要がある。明大サッカー部は今節味わった悔しさを晴らし、勝利への道を歩めるか。
[小松蕗由]

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