慶大に快勝!7―0で圧倒/関東大学2部リーグ戦

2025.06.15

 関東大学ボクシング2部リーグ第3戦。明大は慶大と対戦し、全階級で勝利を収める圧巻のパフォーマンスで7―0の快勝を飾った。

◆5・10~7・12 第78回関東大学2部リーグ戦(後楽園ホール)
▼6・14 対慶大戦(後楽園ホール)
 ○明大7―0慶大
▽フライ級
○三芳(2回・RSC)久恒
▽バンタム級
福留(1回・RSC)青木
▽フェザー級
辻本(1回・RSC)村松
▽ライト級
甲斐(WP5―0)高橋
▽ライトウェルター級
○石川(2回・R S C)櫻井
▽ウェルター級
○奥山(1回・RSC)山岸
▽ミドル級
○藤山(WP3―2)土井

 1勝1敗で迎えた第3戦。先陣を切ったのはルーキー・三芳亮太(商1=名古屋工学院)。自慢のパンチ力を武器にダウンを2度奪い、2回RSCで快勝。続くバンタム級の福留想大(商2=習志野)、フェザー級の辻本柊哉(文4=高松工芸)も勢いに乗り果敢に攻めて3連勝を飾った。勝利に王手をかけた場面で迎えたライト級では同じくルーキーの甲斐優人(文1=習志野)が登場。持ち味の右ストレートを決めるなどの活躍を見せるも拮抗(きっこう)した展開に。試合は甲斐の判定勝ちとなり、ここで明大の勝利が確定した。流れに乗った明大は続く石川凛太朗(文2=川之江)が積極的な連打でダウンをとりR S C勝ち。奥山湧介主将(文4=日大山形)も開始早々にダウンを奪い、終始リードを見せ6連勝となった。迎えた最終試合ミドル級では藤山成悟(商3=上市)が接戦を制し、明大は全階級で白星を挙げる7―0の完全勝利を達成した。

 前戦で惜敗を喫していただけに、今回の快勝は明大にとって大きな弾みとなった。特に1年生の三芳と甲斐の活躍は今後のチームにとって明るい材料といえるだろう。一方で、西尾忠久監督は「相手のレベルやスタイルによってやりにくさを感じると、普段の練習で培った動きが出せず後半に力を失ってしまうこともある」と冷静に振り返る。課題の残る一戦ではあったが、それでも明大は全階級で盤石の強さを見せつけ確かな存在感を示した。次戦は強豪・東洋大との一戦に臨む。チーム一丸となって、さらなる高みを目指す。

[下田裕也]

試合後のコメント
西尾監督

――今日の試合をどう捉えていますか。
 
「試合結果としては最高だと思います。ただ、一人一人を見ると、実はあまり良くなかった選手もいました。ですが、結果が出ると大学生くらいの選手たちはぐっと伸びていくものです。今日のような結果を出すことは、そういう意味でも非常に重要だと思っています。最終的に7―0で勝てたのは良かったです」

甲斐
――ご自身のここだけは負けないというポイントを教えてください。
 
「距離感には自信があります。ただ、今回の試合ではその距離感をうまくつかめませんでした」

三芳
――次戦への意気込みをお願いします。
 
「次の相手は、1部でも優勝を狙えるような強いチームです。そういった面でも気持ちでは負けないように、しっかり勝つという意志を持って臨みたいです」