早大に一歩及ばず 順位決定戦前最後の試合を終える/関東1部リーグ戦

2025.06.15

 黒星が続くなか迎えた早大戦。順位決定戦前最後の試合をいい形で終えたい明大は、試合の中で尻上がりに調子を上げるも惜敗。15日から始まる順位決定戦前最後の試合を終えた。

◆5・10~6・22 関東学生1部リーグ戦
▼6・14 対早大戦(順大さくらプール)
明大14{2-6、4-3、3-3、5-3}15早大◯

 ここまで勝ち点なしの最下位に沈む明大は「明日につながる試合にしようという風にチームでやった」(濱口颯太朗・農4=明大中野)と、15日から始まる順位決定戦を見据えながらの試合となった。第1Pこそ早大の猛攻に苦しみ6失点を喫してしまうものの、濱口、澤原大雅(理工2=明大中野)を中心に得点を重ね、徐々に試合の流れを引き寄せる。第2Pで4-3と反撃の狼煙を上げると、第3Pは3-3の互角の展開、最終第4Pでは5-3と得点で上回ったものの、序盤のビハインドを覆すには至らず、14-15の1点差で惜敗した。

 惜しくも今シーズン初勝利を逃したが、「良かったところ、悪かったところはありましたが、調整したら勝てると思います」(澤原)と選手は前を向く。15日から始まる順位決定戦では、5位・6位決定戦進出を目指す明大。「ディフェンスの共通認識のところでチーム内でズレがあった」(濱口)と、ここまでのリーグ戦で見えた課題を振り返った。

 今季は苦しむ明大だが、「うまく自分たちの型がはまれば勝てると思う」(澤原)と選手たちは順位決定戦での勝利を虎視眈々(こしたんたん)と狙う。これまでの悔しい試合を糧に、負けられない戦いへと臨む。

[川瀬吾一]

試合後のコメント
濱口

――どのような準備をして試合に臨みましたか。
 「相手のオフェンスに対してどのように守るか、そして自分たちのオフェンスについては日曜日に使う技を見せないように、個々の力でしっかり点を取っていこうという話をしました」

――今季のリーグ戦のここまでの課題はありますか。
 「個々の力が弱いということから、1対1で点を取られることが多かったり、ディフェンスの共通認識のところでチーム内でズレがあったりでそういうところからミスが生まれて失点していることが多いです」

澤原
――オフェンス面でよかったところはありますか。
 「カウンターがチームとして多く出してきたので、そこでもっと良い動きができたらさらに点を取ることができると思います」

――監督からはどんな話がありましたか
 「シュート面で期待していると声をかけていただいたので、明日も自分のペースで、しっかりとシュートを決め切りたいと思います」

――明日に向けての意気込みをお願いします
 「明日は絶対勝って、入れ替え戦になって迷惑をかけないようにということを意識してやっていきたいと思います」