男女アベック出場かなった! 男子2年ぶり女子4年ぶりの王座/全日本学生男女王座決定戦

2025.06.14

 地区学連選考や記録選考で出場が決まった全国24校が参加する全日本学生男女王座決定戦(王座)。明大は記録選考枠で今年度の目標である男女アベック王座出場を果たした。大会1日目には予選ラウンドが行われ、男子は大場聖也(理工3=明大中野)が602点を記録するなど団体順位は17位に。一方女子は中島梨々香(商4=国学院)が安定した行射で565点を記録するなど団体14位につけた。

◆6・14、15 全日本学生男女王座決定戦(つま恋リゾート彩の郷第1多目的広場)
▼6・14 予選ラウンド
 男子 明大――17位
 女子 明大――14位

 男女ともに24大学が出場し、上位3人の総得点によって大学の順位が決まる予選ラウンド。一日を通して雨風のある厳しいコンディションの中行われた。明日行われる決勝ラウンドで団体順位が確定する。

[男子]
 午前に行われた男子の部。前半は雨が強く風もあった一方、後半では一時的に雨が止むなど試合を通して会場のコンディションが変化した。そんな中、明大勢のトップにつけたのは大場。部内選考では調子が悪く「本番でもしっかり点数が出せるか不安だったが、今回何とか8割くらいの力は出せて良かった」。試合中に受けたアドバイスを実践し、最終的に10+X数は16を記録。602点で全体の47位につけた。

 「前回は応援として出ていて、この舞台に立ちたいなと思っていた。その願いがかなったという点でとても意義のある楽しい大会」と振り返った山本可偉(法4=国学院)。厳しいコンディションだった前半を「自分の出せる限りのことはした」と粘りの行射で終える。後半は「少し射ちやすくなって、環境にある程度は適応できた」と点数を伸ばし最終的に586点を記録し57位となった。また、小松澤傑(商2=山梨学院)は580点で62位、武藤圭(法4=明大中野)は578点で小松澤に次ぐ63位に入った。

「1日目は完全に実力を発揮できなかった分、明日しっかり結果を残したい。久しぶりに明大としてもいい結果を残せたら」(大場)。予選ラウンドより一つでも上の順位へ。決勝ラウンドに対する気合は十分だ。

(写真:明大女子でトップのスコアを出した中島)

[女子]
 午前とは一転、後半になるにつれ雨脚が強くなる中行われた女子の部。前半6エンド終了後、明大勢の中でトップにつけていた木村有希(法3=明大八王子)は「前半は真っすぐ射っていた。後半になるにつれて雨で滑ったりということもあって、思うように射てなかったのがすごく心残り」。雨が強くなる中「エイムオフ(真ん中を狙わないこと)をしようと思ったが分からなくなった」と伸び悩んだ。最終的に525点で56位となり、悔しさをにじませた。

 一方最終的に明大勢トップとなった中島は「後半に一度30金をすることができた。それも含めて後半で前半よりも点数を上げられたので、落ち着いて射つことができて良かった」と尻上がりにスコアを伸ばした。「毎年目標にしてきて、すごく憧れを抱いていた」という王座の舞台で565点を出し41位に。決勝ラウンドに向けては「みんなで最後まで諦めずに全力を尽くしたい」と意気込んだ。また、大野芳桜(農2=鷗友学園)は528点で52位、大越舞(法2=竹園)は485点で65位に入った。

 「明大は応援も来ているので頑張らなければいけない。ワイルドカード(関東学生ワイルドカード王座決定戦)で負けてしまった分、ベスト8進出を目指して頑張る」(木村)。王座で4月に味わった悔しさを晴らせるか。

[堀口心遥]

試合後のコメント
中島
――女子としては4年ぶりの王座になりました。
 「本当に毎年毎年悔しい思いをしてきていたので、今年は私自身も最後ということもありますし、その最後の年にやっとみんな王座の舞台に出場することができて、うれしいという気持ちが大きいです」

山本
――今日の試合を振り返って良かったところを教えてください。
 「多少のミスに振り回されず、自分の意思を貫いてしっかりと射ち切れたことが良かったと思います」

大場
――プレーをしている中で修正した部分はありますか。
 「最後までしっかり引き切れていなくて、緩んでいた面が結構あったので、そういうところをしっかり意識したという感じです」

木村
――選手として出場が決まった時の感情は覚えていますか。
 「選手としては正直いけるか微妙だったので、いけると決まった時はすごくうれしかったです。応援も来てくれるとのことだったので、みんなの思いを受けて頑張らなきゃなと思いました」

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