開幕戦でエース大活躍、3名入賞!/全日本距離別選手権
大会初日に行なわれた1500mではルーキー・小林が8位入賞。強烈なデビュー戦を飾った。「まさか入賞できるとは思ってもなかった。大満足」と晴れやかな笑顔を見せた小林。「監督がスピード練習を取り入れてくれたことで、スピードが増した」(小林)。大学という新たな環境での練習に食らいつき、高校時代に比べて2秒もタイムを縮めるなど大きく成長した。中距離を苦手とする本学にとって、小林は期待の成長株だ。
男子5000mでは、長距離エース・黒岩(信)が、昨年の自身の成績を順位1つ上げて、6位に入賞した。また、男子500mでは、短距離エース・上田も6位入賞。学生ナンバーワンでゴールし、本学の実力を見せつけた結果になった。しかし「今回の結果はあくまで通過点。最終目標はメダルを取ること」(上田)、「もっと上を狙えたはず。悔しい」(黒岩(信))というように、本学を代表する両エースは、結果に満足せず、さらに上を目指している。
最終日には男子1000mが行われた。中距離が苦手な本学は、1500mで8位に入った小林も、1000mでは37位と下位に沈む。しかし、富岡が500mに次ぐ自身国内リンクのベストタイムを記録。滑らかなレース運びで11位と健闘した。本学の選手は、「全体的に調子は良かった。特に上田と黒岩(信)は頑張っていた」(鈴木監督)と順調な調整ぶりがうかがえた。両エースは、この調子でユニバーシアードの出場枠を狙う。
今大会を終えて、感じたのはエースの健在と新戦力の台頭だ。日本のトップスケーターとも渡り合える力を有する上田と黒岩(信)。がむしゃらに成長を遂げている小林。この3人の大活躍はインカレへ向けての好材料だ。今大会で得た自信や反省を生かして、次の大会へとまい進してほしい。
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