秩父宮杯関東大学アイスホッケー選手権 最優秀新人賞獲得インタビュー/工藤授

 準優勝という結果で幕を下ろした今年度の秩父宮杯関東大学アイスホッケー選手権(春リーグ)。今回は、最優秀新人賞に輝いたGK工藤授(政経1=駒大苫小牧)のインタビューをお届けします。

(このインタビューは6月4日にオンラインにて実施されたものです。)

——このチームで初めてとなる公式戦を戦い抜いてみていかがでしたか。
 「初めての公式戦でしたが、緊張することなくベストなコンディションでできたので、良かったと思います」

——無敗で戦い抜けた要因はどこにあると思いますか。
 「諦めないで粘り強く、自分のプレーに最後まで集中してやったことだと思います」

——多くの明大の選手が、チーム内のMVPに工藤授選手の名前を挙げていました。
 「今大会は自分の中でも納得のいく試合ができたので、そのような評価をされたことはすごくうれしいです」

——今大会で一番印象に残ったことを教えてください。
 「東洋大と中大はどちらも強豪で攻撃力のあるチームなのですが、そこに対して延長で勝ち切れて自分に対して自信がすごくついたので、すごく良かったと思います」

——田村選手(東洋大)や川合選手(中大)のプレーはどのようにご覧になっていましたか。
 「明大のフォワード陣も非常に苦労したと思うのですが、やはりその安定力というのはすごく感じました。経験の差があると感じました」

——同じポジションであるGK亀田翔(法3=釧路江南)選手とGK吉田尋(法2=北海道清水)選手から何か言葉はかけられましたか。
 「キーパー同士になると、『ナイスキー』という一言に尽きるのですが、心から言ってくださって、とてもうれしかったです」

——工藤授選手から見て、個人的なMVPはどなたですか。
 「力輝(渡邉・商3=埼玉栄)さんではないかなと思います。中大戦の最後にしっかり決め切りましたし、キーパーから見て力輝さんが決めたらチームがより一層盛り上がっているように見受けられました。チームのムードを作るために、必要不可欠な先輩だと思っています。大東大戦も最後しっかり決めていたので、後輩として先輩の姿がすごく安心できるなと思っています。でも、本当に4年生も全員MVPです」

——今大会は大工原(澪央・法1=北海道清水)選手や工藤秀生(商1=北海道清水)選手なども出場されましたが、同期のプレーというのはどのように見ていましたか。
 「大工原も工藤秀生も自信を持ってプレーできていたので、自分も自信を持ってやろうと背中を押されました」

——同期の中で声の掛け合いはありましたか。
 「止めた後に『ナイスキー』と言われたり、逆に良いディフェンスをしたら『ナイスディフェンス』と自分が言ったりしました」

——今大会、最優秀新人賞を獲得した気持ちをお聞かせください。
 「まず一歩踏み出せたかなと思っています。ですが、それは先輩方の支えのおかげなので、これからもプレーで恩返しできるようにしっかりやっていきたいと思います」

——今大会で出た課題と収穫を教えてください。
 「大事な場面で決められてしまったり、チームの流れを少し遮ってしまったような、仕方ないような失点もあったりしたので、その時間帯でしっかり止め切れるようになりたいなと思います」

——今後の意気込みを教えてください。
 「今後も大会前にコンディションをしっかり調整して、ベストな状態でいい結果を出し、全勝できるように頑張ります」

——ありがとうございました。

[安田賢司]