秩父宮杯関東大学アイスホッケー選手権 ベスト6獲得インタビュー/花田匠

 準優勝という結果で幕を下ろした今年度の秩父宮杯関東大学アイスホッケー選手権(春リーグ)。今回は、ベスト6に輝いたFW花田匠(政経4=駒大苫小牧)のインタビューをお届けします。

(このインタビューは6月5日にオンラインにて実施されたものです。)

——このチームで初めてとなる公式戦を戦い抜いてみていかがでしたか。
 「初めての公式戦ということもあり、これからチームがどういうチームになるのかを体現する場所だったと思います。2位でしたが、全勝という形で終わり、これからの課題も見つかったので自信にもつながりました」

——課題とは具体的にどのようなことですか。
 「東洋大と中大の試合で守りの時間帯が長くなってしまい、守りの体制に入りすぎてしまう点が課題だと感じました」

——無敗で戦い抜けた要因はどこにあると思いますか。
 「最終的には明治の底力が大きかったと思います。3Pまで全員の足が動いていました。また、明治らしくはありませんでしたが、1年生のキーパー工藤授(政経1=駒大苫小牧)が最小失点に抑えてくれたことで、あまり得点を取らなくても勝てました。最小の得点で勝てたのはキーパーのおかげだと思います」

——今大会、一番印象に残ったことを教えてください。
 「東洋大との試合で延長まで行って、逆転勝ちした瞬間だと思います」

——花田選手にとってチーム内でのMVPはどなたになりますか。
 「新人賞を取った工藤授だと思います」

——その理由を教えてください。
 「中大戦を2失点、東洋大戦を1失点だったので、彼がいないと全勝という形で終われていなかったと思います。プレッシャーや緊張もあった中で、1年生ながらあそこまでのパフォーマンスをした工藤授が今大会のMVPだと評価しています」

——今大会は工藤授選手を含め、1年生が多く出場していましたが、そのプレーはどのようにご覧になっていましたか。
 「ルーキーらしく、かなりアグレッシブな選手が多かったです。ディフェンスも個性はそれぞれですが、良いパフォーマンスを発揮していたと思います」

——今大会、ベスト6を獲得されたことはいかがですか。
 「自分がもらえるんだというが率直な感想です。これを取れたのは、東洋大戦の1得点が大きかったと思うので、セットの選手のおかげだと思います」

——最後に今後の意気込みをお願いします。
 「我々の目標だった3冠は1本目から逃してしまいましたが、負けたわけではないので、気持ちを切り替えて、全勝でシーズンを終えたいと思います。明治が一番強かったと体現できるように頑張っていきたいです」

——ありがとうございました。

[安田賢司]