決勝トーナメントへ進出ならず/インディペンデンスリーグ
前半、ロングボールを蹴ってつないでくる相手に自分たちのサッカーができない。22分にはコーナーキックから先制点を奪われてしまった。その後もダイレクトでつないで野沢(政経4)がクロスを上げるなど、グラウンダーのパスでボールをつなぎチャンスをつくっていくが、最後のシュートが決まらない。43分にPKを献上し、前半を0-2で折り返した。
「声を出していこう!」(野沢)と選手同士で声をかけ合い、迎えた後半。開始1分には加川(営4)がミドルシュートを放ち、続く4分、5分にもボールをつないで加川、鈴木(秀・商1)がシュート。惜しくも得点とはならなかったが、勝ちたい気持ちが積極的な攻めに表れていた。本学の得点は時間の問題かと思われた33分、またもコーナーキックのこぼれ球を決められる。それでも前へ攻め続けた本学だが、そのまま0-3で試合終了のホイッスルが鳴った。
今試合に負けたことでグループリーグ敗退が決まった本学。それは同時に今年のIリーグチームの解散を意味した。もうこのメンバーでの公式戦はないが、「このチームをつくれたことに、多少は満足しています」(村越・政経4)。なかなか勝てず、苦しい時期を過ごしたトップチームを鼓舞するように予選グループリーグを無敗で通過したIリーグチーム。このチームからトップへ上がった選手もいる。彼らの活躍が部全体のレベルアップにつながっていた。「Iリーグにいることが普通になってはいけない。ここではなく、トップへ行くんだ」と言い続けてきたIリーグキャプテンの村越。4年生の想いは下級生へ確実に伝わったはずだ。
☆試合後のコメント☆
・村越
「最後まであきらめずに試合ができたことは良かった。立ち上がりに失点するのは1番やってはいけないことだった。(このグループリーグで)点が取れず、それを改善することができなかった。結果は出なかったけれど、このチームは気が抜けた試合をしなくなった。コーチの力と、自分たち自身で上級生も下級生も関係なく厳しくできるチームだと思うし、そうなれたことに多少満足している。(下級生へは)このチームにいるのではなく、トップにいってほしい」。
・加川
「悔しい。チャンスがあった中で決められなかった。失点もセットプレーで、もったいなかった。でも良くも悪くも学生主体でチームをつくってきて、いいチームづくりができたと思う。下級生はまだ(来年も)あるので、Iリーグで満足せずに上を目指してほしい」。
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