全関東、選抜事前インタビュー④/加藤ほの美「全関東はシーズンが始まってすぐの大会なのでいいスタートを切りたい」

2025.06.13

6月14日から全関東学生選手権(全関東)、28日から全国大学選抜(選抜)が行われる。全関東、選抜、全日本学生選手権(インカレ)、東京都学生リーグ戦(リーグ戦)、全日本学生王座決定戦(王座)と主要5大会の始まりを告げるこの時期に、選手たちは何を考え、何を目指しているのか。

今回は、加藤ほの美(政経3=前橋育英)の事前インタビューをお届けする。

(このインタビューは6月7日に行われました)

――昨年度を振り返って印象に残っている大会はありますか。
 「昨年は初めて全関東に出て、自分が出た試合で賞状をもらえたので、結構そこは印象に残ったところかなと思います」

――‶悔しさ〟という意味で印象に残っている大会はありますか。
 「インカレです。私は2年連続出られなかったのですが、他の先輩たちがやっていて予選で負けてしまったというのを見ていて、すごく悔しかった記憶があります」

――東西学生選抜対抗試合(東西)を振り返っていかがですか。
 「団体戦とは違っていろんな大学の人とやるというもありますし、その周りの人がみんな中っている人たちばかりだったので、そこで弐の大前を任されたというのは、結構緊張しました。また、リーグ戦の時のような調子でそのまま入れなかったので、思ったような的中が出せなかったことはまだ改善が必要だなと思いました」

――東西の1年目と2年目で違いはありますか。
 「1年生の時は20射引けなかったので、自分が1番下で4年生とか3年生の人ばかりで、途中で交代させられてしまったので、まだ積み上げが足りないのだなというのは実感していました。2年生になって大前で引いて、他大学の監督ではありましたけど、的中を求められているなとすごく感じました」

――昨年度1年間で成長を感じたことありますか。
 「1年生の頃は先輩がすごく中っていて、私はいてもいなくても変わらないみたいな存在だったので「先輩がいるしいいかな」みたいなのはやはり試合でも練習でも少しありました。2年生になってから後輩も入ってきて、任されることも色々多くなって、最後まで妥協しちゃいけないなと思うようになりました」

(写真:昨年度選抜での加藤)

――練習で意識していることありますか。
 「私自身かなり気が散りやすい性格なので、目の前の1本1本に気が散らないようにというか、丁寧にできるように常に意識しています」

――集中力の保ち方で気を付けていることはありますか。
 「自分が今何をやろうとしているのか、そのやることをひたすら心の中で思いながらそれだけをやる、みたいな感じで考えながら引いています」

――ご自身の強みについて教えて下さい。
 「射技的な面では弓を持っている手はぶれちゃいけないんですけど、そこの強さは結構自分では自信がありますね。精神面ではここぞという時に自分のやろうと思っていたことをやりきるところは強いのかなと思います」

――今シーズンの個人の目標は何ですか。
 「個人の目標は、まず全関東、選抜、インカレに全部出るというのと、リーグ戦でも8割5分を切らないような的中が常に出せることを目標に頑張りたいと思っています」

――全関東、選抜を控えたご自身の調子や心境はどうですか。
 「普段の練習で常に思っているのは、私は試合本番ですごく緊張するタイプなので、練習試合とかでも試合本番は比じゃないんだろうなと思っていて、常に不安はあります。調子は今月に入って徐々に上がっているので、できればその調子を安定させたいです」

――改めて全関東と選抜への意気込みを教えてください。
 「個人では常に半中を切らない、皆中をずっと出せるようにするのと、団体ではせっかく出るんだから最後まで試合をしたいというのがあるので、とりあえず優勝目指して頑張りたいなと思います」

――ありがとうございました。

[君嶋亜美果]