
筑波に連敗。入替戦進出ならず
第1クォーター、先週の慶大戦同様の集中力で、スタメン全員が満遍なく得点を挙げ23-19と筑波からリードを奪う。しかし、2クォーター目に入ると明治のシュートが決まらない。エース金丸(晃・政経2)が筑波ディフェンスにシャットアウトされる。一方筑波は、次々にシュートを決めていく。気が付けば、2クォーター目8-22前半終了時点で31-41と10点差をつけられてしまう。10点差のビハインドは大きく、流れをつかんだ筑波相手に後半どう戦うか、不安を残した。
しかし、3クォーター目、明治も意地を見せる。金丸(晃)、岩澤(政経3)、川崎(政経3)、金丸(英・商3)の2、3年生が奮起。スコアを56-56の同点とし、勝敗は最終クォーターまで分からない展開となった。最終クォーター、エース田村(政経1)が3Pシュートを決めるなど活躍するも、筑波にあと一歩及ばず71-78で敗戦。入替戦に向け、がけっぷちの状態に立たされた。
2回戦
リーグ戦最終日を迎えたこの日。先の試合で国士大が勝利したため、既に1部昇格への入替戦出場の望みは絶たれ、懸けるものがない中でのゲームだった。本学は明大のプライドを持ち、アグレッシブに攻めるも筑波大に連敗し、リーグ戦を戦い終えた。
伊与田主将(政経4)、金丸(英・商3)の主力2人がケガで欠場という、厳しい状況下に置かれた本学。スターターは川崎(政経3)、岩澤(政経3)、駒水(政経3)、金丸(晃・政経2)、田村(政経1)となった。第1クオーターでは「英悟の分をカバー」(塚本ヘッドコーチ)するためのゾーンディフェンスや、金丸(晃)の連続3Pシュートなどで善戦。しかし第2クオーターでは田村のリバウンドが光るもパスワークがつながらず、何度もカウンターされる場面があった。ラスト2秒で金丸(晃)が3Pシュートを決め、なんとか2点差に抑え、前半は終了した。
後半戦では岸本(政経1)のパスカットや川崎のアリウープなどで相手の流れを止めようと奮闘。また第4クオーターでは金丸(晃)の3Pシュートが爆発。このクオーターだけで5本入れた。しかし3Pシュートでは筑波大も劣らなかった。さらに木村(筑波大)にゴール下で圧倒されてしまい、みるみるうちに点差を離された。岩澤、駒水、飯沼(文3)が4ファウルとなる激戦。このぶつかっていく気持ちは感じられたが、最後には筑波大にメンバー替えという余裕を見せられ敗北を喫した。
この結果、本学は9勝5敗で2カ月に渡るリーグ戦を4位で終了した。リーグ戦前半の4校は70%の力で、最終の3校は100%の力で挑んだ今リーグ戦。順調かと思われた前半戦で、まさかの国士大に接戦での連敗。そのショックを乗り越え、慶大に連勝。勢いに乗ったかと思われたが早大に1勝1敗。負けは許されない筑波大戦では勝利を奪えなかった。これらの結果を見ると残念だが、塚本ヘッドコーチは「12勝分の価値あるゲームができた」と話し、激戦を戦い抜いたことを評価した。
塚本ヘッドコーチによると「心=ガード、技=フォワード、体=センター」だそうだ。次のインカレでは「心」の伊与田主将が復帰し、心技体が揃う。今リーグ戦での収穫や悔しさを糧に、インカレで爆発してほしい。
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