6人がインカレ出場権獲得/関東支部予選

10・11~12 平成20年度全日本学生選手権関東支部予選(神奈川県鎌倉市材木座海岸)

▼メンズクラス
3位――村上(商4)
8位――蝦名(理工2)
17位――佐藤(理工3)
25位――中村(政経2)
28位――田渕主将(政経3)
31位――西野(政経2)
37位――磯崎(法3)

 上位32名には来月沖縄で行われるインカレ出場権が与えられる今大会。夏の賑わいが懐かしい10月の材木座海岸に関東中の学生セイラーが集結し、少し寂しげな海を再沸させる激しいレースが繰り広げられた。2日間で5レースを走り抜き、本学からは6名がインカレへの切符を手に入れた。

 大会初日は悪天候の中なんとか2レース行われた。第1レース、村上が15位とまさかの展開だったが、第2レースでは1位としっかり持ち直した。

 大会2日目、天気は回復したものの風の向きが変わりやすく本部船がコースを作るのも困難だった。選手たちは昼食も食べられずに10時から14時の約4時間で3レースを行った。レース中、回航に苦戦していた佐藤に阻まれ前に進めず「おい!」と村上が怒り叫ぶシーンも。

 ようやくレースも終わり、18時。暗くなった砂浜で表彰式が始まった。「最後の年、後悔はしたくない」と今年から海にこもって練習に励んでいる村上は優勝を狙っていた。しかし結果は3位入賞。「悔しい。まだまだ課題がある」と肩を落とした村上だったが、表彰式で名前を呼ばれる際にはズボンを脱いだ!と見せかけて下に肌色っぽいズボンを履いてるという面白いパフォーマンスを披露し場を盛り上げた。また、蝦名が2年生ながら8位と健闘。上位を狙えた佐藤はまさかの2度のリコール(フライング)をしてしまい、さらに「失格をかけられたかもしれない。だとしたら沖縄に行けない」と表彰式までドキドキだった。実際失格はかけられず17位でインカレ出場を決めた。

 「漕ぐ力はみんな付いてきている。村上なんかは艇速があるから上手く風に入れば優勝できる。ただ風を読めてないから…風をもっと感じられるようになれば安定する」と山崎コーチは語った。

 学生日本一を決めるインカレ本選は、来月11月の10~12日に行われる。沖縄県オクマビーチではどんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみだ。

[栗橋あゆみ]