シュートタッチが冴え日体大に快勝/第65回関東大学バスケットボール新人戦

 関東大学バスケットボール新人戦(新人戦)4戦目。前試合で青学大に快勝した明大は、ここからの2試合を勝ち抜き、全日本大学新人戦(新人インカレ)出場の切符を手に入れたい。今試合の相手は日体大。第1Qから明大ペースの中、第3Qで完全に突き離し、そのまま快勝。試合を通して明大のシュートが精度よく決まり、流れを渡さなかった。

6・3~6・8 第65回関東大学バスケットボール新人戦(駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場他)

6・7 対日体大戦(杏林大八王子キャンパス)

明大88{27-20、18-20、18-9、25-19}68日体大

 スターターはPG湧川裕斗(政経1=福岡大大濠)、SG井上涼雅(法2=洛南)、SF齋藤翔太(政経2=土浦日大)、PF石川晃希(営2=宇都宮工業)、PFフリッシュニコラス聖(国際2=開志国際)。

 第1Qからシュートがよく決まり、守備ではゴール下で粘り強い守備を展開した。少し流れが悪かった試合序盤だったが、澤田竜馬(政経2=開志国際)が3Pシュートを連続で決め、逆転。さらに勝ち越し点も決める、まさに圧巻の活躍をみせた。第2Qは一進一退の攻防を繰り広げ、一時追いつかれたが、勝ち越しは許さなかった。第3Qからは湧川を中心としたオフェンスで相手ディフェンス陣を崩し、得点を量産。結果としては20点差と、日体大を大きく突き放した。

 今試合、強度の高いプレーでチームを引き締めた石川。スクリーンプレーやリバウンド、ボックスアウトなどのプレーでチームに献身的に貢献した。相手の速攻を防ぐためにすぐさまディフェンスに付く姿は印象的だ。また、第4Qでは積極的にオフェンスに参加し、得点する場面もみられ、攻守ともに素晴らしいプレーをみせた。「スプリングや去年の新人戦は、自分たちが下級生だった。でも今回の大会は自分たちが上級生なので、チーム引っ張っていかないといけない立場。自分がチームを鼓舞して、試合を引っ張っていこうと思っている」(石川)上級生としての責任感を胸に、これからの大会でもチームをけん引していく。

 また、今大会において安定した活躍をみせ続けている見竹怜(政経1=福岡大大濠)は今試合でもキレのあるドリブルを見せ、得点が欲しい場面で着実に得点を決め、要所を締める活躍をみせた。

 次の試合に勝てば新人インカレへ出場となる。タフショットやブザービーターまでもを決め切った今試合について「もう運が良かったとしか言えませんね(笑)」(澤田)と語るが、運も実力のうち。本日のような試合展開へ持ち込めば明日の大東大戦も勝ち切ることができるはずだ。

[渡部遥人]

試合後のコメント

澤田

――チーム全体でもシュートタッチが良かったですね。

 「1日目、2日目は全然入らなかったんですけど、4日目になってやっとみんな入り出したので、よかったです」

――勝てば新人インカレへの出場が決定します。大東大の印象はいかがですか?

 「流れに乗った時にドッと点数が入るチームで、スリーもミドルレンジもセンター陣も強くて、ちょっと止めにくいんですけど、頑張ります」

石川

――第2Qの最後、観客席の仲間の応援に応えるパフォーマンスをしていました。仲間に対しての思いを聞かせてください。

 「本当に遠いところまで来てくれてますし、チーム一丸となって応援してくれてるので、一緒に楽しんでやろうかな、という思いです」

――明日の試合はどのような思いで臨みますか。

 「明日勝って新人インカレに行ってベスト4を目指すというところが自分たちの目標なので、明日しっかり最後までやり切って、勝ち切って、新人インカレでベスト4を目指して頑張りたいと思います」