
高い強度保ち青学大に快勝/第65回関東大学バスケットボール新人戦
関東大学バスケットボール新人戦(新人戦)3戦目。前試合で白鷗大に敗れた明大は、9位ー16位決定戦のトーナメントに回った。今試合の相手は青学大。第1Qから一進一退の攻防となるが、第2Qで一気に突き放す。その後点差を縮められる場面もあったが、明大のシュートタッチは試合通して安定し、20点差で快勝した。
◆6・3~6・8 第65回関東大学バスケットボール新人戦(駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場他)
▼6・6 対青学大戦(杏林大八王子キャンパス)
〇明大90 {23-23、21-7、28-27、18―13}70青学大
スターターはPG湧川裕斗(政経1=福岡大大濠)、SG井上涼雅(法2=洛南)、SF齋藤翔太(政経2=土浦日大)、PF石川晃希(営2=宇都宮工業)、PFフリッシュニコラス聖(国際2=開志国際)。
各クォーターごとに大崩れせず、高い集中力を保ってみせた。前半から大きくスコアが動くが、第2Qに入っても明大の勢いは止まらず点差を広げる。前試合、前々試合と比べFG(フィールドゴール)の確率も上がり、効率よく点を積み上げていった。後半に入ってもオフェンスが停滞する苦しい時間帯を呼び込まず。一時、相手がブレイクで勢いに乗り10点差ほどまで縮められる場面もあったが、齋藤、石川らインサイド陣がゴール下で奮闘してみせた。厳しい展開が続いていた新人戦だが、難敵・青学大相手に快勝を飾った。
今大会、スコアラーとして試合ごとに存在感を増すのが、湧川。キレのあるステップで果敢にペイントアタックを仕掛け、前試合に続きチームハイの得点を記録。スプリングトーナメントでの青学大戦以降、やや不調に見えた3Pシュートの精度も感覚を取り戻しつつある。
また、ベンチスタートのメンバーの貢献度合いも高い。シュートに定評があり、ユーティリティプレーヤーとして中盤から投入される千保銀河(情コミ1=開志国際)は「自分の役割は、ベンチから出るのでそこからリバウンドなどで強度を上げること。今日は(3Pシュートの成功が)1本だったが、これからは高確率で何本も決められるような選手になっていきたい」と自身の役割を分析した。また「(明大は)個人個人の能力もあるが、強い〝チーム〟をつくっていきたい」と気合いも十分だ。
次戦は日体大と対戦予定。〝チーム〟としてさらに強くなるため、一つでも多くの収穫が得られる大会にしたい。
[橋本太陽]
試合後のコメント
千保
――試合を振り返っていかがですか。
「今回はチームとしてアップから盛り上げて、しっかりいい試合ができました。点差は開いたんですけど、途中縮まって、それでも最後は広げられたまま試合を終われたのが良かったかなと思います」
――大学に入学し、改めて目標とする選手を教えてください。
「明治の先輩である武藤さん(俊太朗・政経3=開志国際)です。高校時代から見ていてすごい先輩ですし、大学生になってから大学代表のメンバーにも入っていたりして、そういう選手になっていきたいなと思います。大学生になってからも、自分の能力を発揮できるように頑張りたいです」
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