またも届かず 白鷗大に力負け/第65回関東大学新人戦

 ベスト8を懸けて、白鷗大との一戦に挑んだ。湧川や澤田の活躍は目立ったものの、終始相手の強度あるプレーに押されてしまう。後半に入っても序盤についた差を縮め切れず敗戦に終わった

◆6・3~6・8 第65回関東大学バスケットボール新人戦(駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場他)
▼6・5 対白鷗大戦(大田区総合体育館)
明大49{10-17、9-19、11-23、19―11}70白鷗大○

 スターターはPG湧川裕斗(政経1=福岡大大濠)、SG井上涼雅(法2=洛南)、SF齋藤翔太(政経2=土浦日大)、PF石川晃希(営2=宇都宮工業)、PFフリッシュニコラス聖(国際2=開志国際)。

 湧川の連続3Pシュートで幕を開けた今試合。このまま相手を突き放したいところだったが、相手の強度の高いディフェンスに抑え込まれ思うように得点を挙げられない時間が長く続く。ディフェンスでも相手の切れのあるドライブや正確なパスワークに翻弄(ほんろう)され抑え切れず、前半を17点ビハインドで終えた。「出だしから相手に押されて、うまく入れず相手のペースにしてしまった」(澤田竜馬・政経2=開志国際)と後半に入っても白鷗大の勢いは衰えず。第4Qこそ齋藤の3Pシュートなどで一矢報いたものの49―70で敗北を喫した。

 チームをけん引する活躍を見せたのが湧川と見竹怜(政経1=福岡大大濠)の福岡大大濠コンビだ。湧川は第1Q序盤の連続3Pシュートを含む2試合連続の二桁得点をマーク。「3Pシュートが1番得意とする武器なので積極的に打つように心がけている」(湧川)と強豪相手にも受け身にならずアグレッシブに攻め続けた。見竹はスタッツこそ8得点1アシストと突出はしていないものの、相手と対峙する場面ではキレのあるドライブからチャンスを演出するなど随所で持ち味が光った。目指す姿に「派手なプレーではなくチームが苦しむときに仕事のできるプレイヤー」と掲げており、今試合でもスティールからレイアップを沈め一時明大に勢いを呼び込んだ。

 今試合について「チームの雰囲気が暗く、もっと盛り上がっていけたらよかった」(澤田)と関東大学選手権時の勢いは影を潜め、明大の色を出し切れなかった。この敗戦を次戦以降にどうつなげていくのか、今後も彼らの成長から目が離せない。

[早坂春佑]

試合後のコメント
澤田
――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
 「もう少し3Pシュートやジャンプシュートのところを決められていたら良かったなと思います。また、リングにアタックすることを忘れずに頑張れたのはいい部分だったと思います」

――今後に向けての意気込みをお願いします
 「課題であった3Pシュートなどのシュート力をもっと磨いていって、ゲームコントロールができるようになりたいです」

見竹
――今日の試合を振り返っていかがですか。
 「白鷗大さんはディフェンスの強度が高い中で、自分たちが今まで練習してきたことを出せなかったですし、試合前に話していた受け身にならずに自分たちからアグレッシブにプレーしていくことができませんでした」

――ご自身のプレーのどこを磨いていきたいですか。
 「試合を通して自分はまだフィジカルの部分が劣っているというのを1番思ったので今はフィジカルを常に強化していますしあとは3Pシュートの確率をもっと上げていきたいなと思っています」

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