
男子組手、女子形で3位入賞!/関東大学選手権
~形の部・男子団体~
昨年の5年ぶり出場から2年連続の出場となった形の部・男子団体。本学は、山村(政経2)、岡元(法1)、佐藤(順・法1)といった若手チームで出場した。個人形とは違い3人で動きをそろえて演武しなければならず、難しいとされるこの団体形。こん身の力を出しきるも、予選で上位4チームの中に滑り込むことができず、決勝トーナメント進出はならなかった。
試合後、「来年がんばります」と佐藤(順)が悔しそうに言った。メンバー全員が1・2年生で構成されている本学。だからこそ、彼らのこれからの成長が期待できる。
~形の部・女子団体~
久保田(商1)が入り、3年ぶりの出場が実現した形の部・女子団体。全日本学生選手権にも出場した足利(商4)、松谷(法3)がそろい、その活躍は期待できた。予選での形はセイパイ。全員が息を合わせて演武する。気合の入ったその動き、声、表情は、こちらが圧倒されるほど。最後まで丁寧な動きで高ポイントを出し、決勝トーナメント進出を決めた。
3位という結果に終わったが、「楽しかった」と笑顔で話す足利。残すは11月に行われるインカレ。これからも3人で技の精度を高め合い、日本一を目指していってほしい。
~組手の部・女子団体~
初戦の相手は山梨学大。3―0と、本学は圧倒的な強さで勝利し、2回戦を突破した。次戦はいよいよ拓大との戦い。先鋒(せんぽう)・浅井が積極的に相手を攻めるもわずかに及ばず0―1となり、もう後がない本学。中堅は、2回戦で大将を務めた久保田。突きやけりを確実に決めていき、同点に持ち込んだ。残すは大将・松谷。これで勝敗が決まるという緊張の中、気合の入った組手で果敢に相手を攻めた。しかし、結果は拓大の勝利。目標達成はならなかった。
本学の女子組手選手はわずか4人。しかし、全員3年生以下でまだ来年がある。人数不足と戦いながらも日々練習に励み、来年、必ずこの思いを晴らす!
~組手の部・男子団体~
昨年のこの大会で5年ぶりの3位入賞を果たした本学。しかし、昨年は「当たりが良かった」(稲主将・法4)ということがあっての結果だった。今年は初戦からライバル東農大、さらに準々決勝で東日本準優勝の拓大、準決勝で東日本優勝の駒大と当たる厳しい組み合わせ。本学の目標は「最低でもベスト4入り」(稲主将)。今年のチームには昨年の主力メンバーがほとんど残っている上、実力のある下級生も加わっている。8月に行われた和道大会と大分国体での本学選手の好成績から見ても、「それなりに戦力は整ってきている。一試合一試合丁寧にという気持ちで戦っていけば強豪にも勝てる」(稲主将)。厳しい当たりではあったが、本学は何度も練習を重ねて今大会に臨んだ。
まずは初戦、東農大との戦い。試合前に並んで向かい合ったとき、ずっとライバルとして戦ってきた2校の選手の間には、笑顔を交わす姿が見られた。しかし、試合が始まってみると、皆真剣なまなざしとなる。男と男の勝負が始まった。
続く3回戦の相手は法大。東農大に勝ち、乗りに乗っている本学は、一人一人積極的な攻めで勝っていく。最後は大将、浦野(農4)が6―0で相手を倒し、本学の準々決勝進出が決まった。
運命のベスト4決定戦は、強豪拓大との勝負だった。先鋒は稲主将。果敢に攻めるも、残り10秒というところで相手に上段突きを決められ、0―1で取られてしまう。次鋒の中村(豪・政経1)は「ここで自分が取らなきゃと一番気合を入れて臨んだ」という言葉通り、初めから相手を圧倒し続けた。途中倒し技をかけられそうになるも、落ち着いて突きを決め、6―3で勝利。同点に持ち込んだ。続く中堅・谷崎は、上段突きを次々と決め、危なげなく勝利。副将・松本(政経4)は序盤から相手に押され、あっという間に1―4となる。しかし、声援を送る稲主将や中村(豪)の声が届き、技ありを決めて一気に4―5へ。その後5―5へ持ち込むも、最後に相手に決められ悔しくも5―6での負けとなってしまう。これで勝負は大将戦へ。本学の大将・浦野が気合の入った突きで攻めると、拓大の大将・長島も負けじと攻める。長島が先に決め、浦野も取り返すという一進一退の攻防が2―2まで続いたが、明治の仲間の声援を受けて最後は浦野がその均衡を崩し、3―2で勝利した。これで明治の準決勝進出が決まった。
準決勝の相手は、第1シードの駒大。先鋒の谷崎が最初から相手に上段げりを決められ0―3となるが、その後巻き返し、残り1分半というところで5―4に追い上げた。それから相手に1ポイントも与えず勝利。だが、続く次鋒・中村(豪)は、終始相手に押され、倒し技も決められてあっという間に0―6へ。巻き返しを図るも2―8で負けてしまった。中堅・松本は、駒大の大木に食らいつき、両者引けを取らず攻めていた。しかし4―6で時間切れとなってしまい、本学にはもう後が無くなった。副将・稲主将の試合は、両者少しもスキを与えずにらみ合いの状態が続いた。ラスト10秒で稲主将が突きで攻めるも決まらず、引き分けで終わった。これで1―2の1引き分けとなり、勝負の行方は大将戦へ。両者大将として真剣に戦うも、駒大の大将・志村の力が一歩上回った。浦野が1―3で破れ、本学の3位が決定。初の決勝進出とはならなかった。
試合後、「もう一つ上へ行きたかった」と、決勝進出を逃した悔しさを話した浦野。それでも、「拓大や駒大と、前より力の差が無くなってきて普通に戦えるようになった。去年より実力も上がって、チームのまとまりも良くなっている」(浦野)と、今大会で本学は確かな自信を手にした。11月に行われるインカレでは、悔いの残らない結果を目指す!!
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