
新人戦開幕 後半打開し勝利収める/第65回関東大学バスケットボール新人戦
関東大学バスケットボール新人戦(新人戦)が開幕した。明大の初戦の相手は関東大学2部リーグ所属の関東学大。第1Qから相手のペースで進み、スタンドの歓声にも飲まれる。それでも第3Qに追い付き、リードすると、そのまま逆転を許さず。後半の勢いに乗り勝利を収め、次戦へと駒を進めた。
◆6・3~6・8 第65回関東大学バスケットボール新人戦(駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場他)
▼6・4 対関東学大戦(大田区総合体育館)
〇明大76{15-19、14-12、23-13、24ー22}66関東学大
スターターはPG湧川裕斗(政経1=福岡大大濠)、SG井上涼雅(法2=洛南)、SF齋藤翔太(政経2=土浦日大)、PF石川晃希(営2=宇都宮工業)、PFフリッシュニコラス聖(国際2=開志国際)。
序盤からタフな展開を強いられた。湧川を中心にゲームメークしていくものの、得点が思うように重ねられない。ミドルレンジ、3Pシュートともに精彩を欠き、もどかしい時間が続いた。「相手のペースだった」(フリッシュ)と振り返るように、ダブルチームでプレッシャーをかけられ、速攻を主体とするオフェンスに苦しんだ。スタンドも一体となった関東学大が前半の主導権を握り、2点ビハインドで前半を折り返す。
それでも第3Qから徐々に勢いを取り戻していった。この試合チームハイの18得点を挙げた湧川は華麗なレイアップシュートで魅せ、PG澤田竜馬(政経2=開志国際)のキレのあるドライブも光った。前半影を潜めた3Pシュートも要所で刺さり、第3Qからはリードを保つ。プレータイムもシェアすることで集中力を切らさず、後半は危なげない展開で明大ペースに。10点差にまでリードを広げ、トーナメント初戦を白星で飾った。
今試合では、チーム最長身198センチのフリッシュを5番ポジションのセンターに据えた。フリッシュは昨年度の公式戦出場機会にこそ恵まれなかったが、今年度は「しっかりアピールして絡んでいけたら」と気合い十分。センターとしてボックスアウトを徹底し、ディフェンスリバウンドで貢献したい。留学生の選手が在籍するチームとの対戦では一層キーマンとなるだろう。次戦の白鷗大戦では、開志国際高時代の後輩・ケルビン(白鷗大)とのマッチアップが予想される。「(ケルビンは)外もできるし、パスもできるしという印象。チーム全体で守っていきたいなと思う」と意気込んだ。
白鷗大は八田滉仁、小川瑛次郎など、タレントぞろいであり、極めて難しい展開が予想される。リバウンドへの執念を見せ、強豪相手にどこまで食らいついていけるかに注目だ。
[橋本太陽]
試合後のコメント
フリッシュ
――試合を振り返っていかがですか。
「とりあえず1勝取れたので。いい勝利だったかなと思います」
――5月には大学日本代表チームと練習試合をされたと思いますが、どういったことを学びましたか。
「センターとしての意識が高いなと思いましたね。ボックスアウトの部分やディフェンスリバウンドを学びました。(特にすごさを感じた選手はいましたか)高校の先輩でもあるんですけど、境アリームさん(白鷗大)ですね」
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