
終盤に追いつくもチャンス生かし切れず リーグ戦4度目ドロー/関東大学1部リーグ戦
昨年度のインカレ王者・東洋大との一戦。19分に先制されるが、後半に八巻のゴールで追いつき、リーグ戦4度目の引き分けで試合を終えた。

前半は東洋大が優位に試合を進めていく。19分、右サイドからグラウンダーのクロスを押し込まれ先制を許す。前半も中盤に差し掛かる頃、雷の影響で試合が一時中断となる。中断時には「攻撃の推進力がちょっと弱かったので、サッカーをシンプルにして縦に少し速さを出そうと伝えた」(池上寿之監督)。監督の言葉通り試合再開後は序盤とは一転して積極的な攻撃を仕掛け、明大のペースで試合が進む。しかし得点には至らず0-1で前半を終える。

雨脚が強まる中で始まった後半。得点を挙げたい明大はゴール前にボールを集めるがなかなか決めることができず。このまま試合終了かと思われた90分、試合が動く。右サイドからのCK(コーナーキック)を途中出場の八巻がヘディングで合わせ1-1に追いつく。八巻はこのゴールを「内山からいいボールがあがって、うまく頭で合わせることができて良かった」と振り返った。ここで試合終了のホイッスル。決定機を幾度も逃したが、かろうじてリーグ戦無敗記録はつなげた。

終盤まで追う立場で苦しい展開の中、意地を見せ黒星を回避した明大。八巻は「決めきるところを決めきれず難しい試合になってしまった。もっと攻撃のクオリティをあげて勝てるようにしたい」と悔しさ混じりに振り返った。次戦は昨年度幾度も火花を散らした筑波大を迎えての一戦。「筑波戦で(リーグ戦)デビューして悔しい思いをしたのでいい結果を残したいし、強い相手だと思うので(明治のサッカーを)しっかりやりたい」(小林)と強く意気込んだ。今節の反省を糧に、次節での勝利に期待したい。
[吉㟢帆奏]

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