
前半完封するも 惜しくも1点差負け/招待試合
京都ラグビー祭がたけびしスタジアム京都で行われた。前半お互いに一進一退の攻防が続く中、14―0で試合を折り返す。しかし後半、ディフェンスでの反則が続き、ラスト2分に逆転され悔しい敗北となった。
◆5・25 招待試合(たけびしスタジアム京都)
▼対京産大戦
明大21{14―0、7―22}22京産大◯
先制したのは明大。14分、敵陣22メートル付近でのラインアウトから、ボールを受け取った左センター平翔太(商4=東福岡)主将の個人技で一気にインゴールまで飛び込む。「オプションがなかったので、自分で最初から行こうと決めていたので、結果的にトライにつながって良かった」(平翔)。続く27分、右ウイング白井瑛人(商2=桐蔭学園)がキックをチョイスし、左ウイング阿部煌生(政経2=流経大柏)が反応すると大きくゲイン。マイボールを維持したままフェーズを重ね最後は右プロップ山口匠(政経3=流経大柏)がグラウンディングを決めた。「ボールが出そうで、勢いよく飛び込めばもしかしたら取れるかなという考えでボールを持って飛び込んだ」(山口)。2年生ウイングコンビの好プレーが貴重な得点をアシストする形になった。
14―0で迎えた後半。7分、16分に連続トライを許し、一気に2点差に。逃げ切りたい明大は21分、敵陣22メートルライン付近でフェーズを重ねると、東海隼(情コミ=光泉カトリック)がステップで相手ディフェンスをかわし、後半初トライ。「相手のディフェンスが流してきたので、しっかり真ん中にスペースがあって、隣の蓬田(雄・政経4=流経大柏)とうまく連携が取れて良かった」(東)。しかし、後半は自陣でのプレーが多く、「後半の最初からボールを奪い切れず、それが結果的に京産大のチャンスになってしまった」(平翔)とディフェンスの時間が増えた。31分に再びトライを許し、21―19で迎えた後半試合終了間際。ハーフウェーライン付近、ゴール正面で反則を取られ、ペナルティーゴールを決められ21―22で1点を悔やむ結果となった。
『ハンティング』をテーマに臨んだ今試合。「コンタクトやスクラムでは負けていなかったと思う」(左フランカー亀井秋穂・政経3=長崎北陽台)。関西強豪相手に多くの収穫を得る結果となった。次戦は関東大学春季交流大会・東海大戦。「アウェーの試合になるが、もっと明治らしいエナジーを出して、次こそ0に抑えたい」(平翔)。この負けを糧に次へ進む。
[木曽琴乃]
試合後のコメント
平翔
――今のお気持ちはいかがですか。
「負けてしまったので、そこはしっかり受け止めて、京産大のハードワークがすごかったので、それを次に生かしていきたいと思います」
山口
――セットプレーはいかがでしたか。
「安定してる時間帯とバラバラの時間帯があってすごく極端になっていて。今日は重戦車ではなくて、ただの重い人たちみたいになっていたので、そこをもっと改善して、アタックマインドをもう一回、1週間作り直して東海大を迎えたいです」
亀井
――前半と後半でチームとして変わったことを教えてください。
「ラック周りの部分でもう少しテンポを出すためにクリーンなラックにしようとしました」
藤井
――ご自身のプレーで良かったところと悪かったところを教えてください。
「ボールキャリーの場面では1回も返されずに、前に出ていたので良かったんですけど、ディフェンスの部分で相手の外国人の選手に少しびびってしまったのでそこは修正したいと思います」
東
――良かったところを教えてください。
「最後の方はしっかりとキックを使えて、全員でチェイスできていたので、それは良かったです」
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