
明大史上初3位! 海野全国出場権をつかむ/関東学生選手権
新体制後初めての個人戦である関東学生選手権に挑んだ明大。男子個人組手では海野陽乃汰(法4=御殿場西)が史上初となる3位入賞を果たした。
◆5・25 第53回関東学生選手権(慶大日吉記念館)
▼女子形
吉村――1回戦敗退
▼女子個人組手
二宮――2回戦敗退
伊藤――1回戦敗退
内田――1回戦敗退
吉村――1回戦敗退
▼男子個人組手
海野――3位
三浦――4回戦敗退
小川――2回戦敗退
下村――2回戦敗退
本橋――1回戦敗退
梅澤――1回戦敗退
里見――1回戦敗退
佐竹――1回戦敗退
髙橋――1回戦敗退
女子が形・組手共に出場した今大会。唯一形に出場したルーキー吉村栞奈(文1=鹿児島第一)は華麗な演技を見せるも一歩及ばず敗退に。組手にも出場した吉村だったが、1回戦で姿を消す。続く伊藤彩乃(営2=岐阜商業)、内田凛(総合2=日大鶴ヶ丘)も積極的に攻めるが相手の激しい攻撃に対応することができず敗北。不戦勝となり2回戦に勝ち上がった二宮美桜(農2=明和)も相手の力が上回り勝利には届かなかった。
9人の選手が出場した男子組手も厳しい戦いを強いられた。主将の本橋怜欧(政経4=保善)は上段突きを決め先制するも相手の攻撃を防げず1回戦敗退となる。「結果がしっかり出せなかったことが悔しい」(本橋)。その他の実力者たちも自分の試合を展開することができず、1、2回戦で敗北に。しかし、その中で結果を残したルーキーの三浦拓巳(法1=御殿場西)は2回戦、鋭い上段蹴りで一本を取り3―1で勝利。続く第3試合は膠着(こうちゃく)した戦いになるが、上段突きが有効となり白星をあげる。しかし第4試合では序盤に有効を取られてしまいその後も点を取ることができず敗退となった。史上初の3位入賞を果たした海野は、準決勝まで3ポイントのみの失点で勝ち抜いていく。突きを中心に点を重ね、勝因として「とてもリラックスしていたところが良かった」(海野)と語った。進んだ準決勝では自身よりも体格の良い選手に苦戦。繰り出される早い攻撃をかい潜り得点を目指すもかなわず、逆に点を奪われ0―4で完敗した。
今年度初の個人戦に挑んだ明大。海野が3位という目覚ましい記録を残したが、全体としては課題の残る大会でもあった。個人としても団体としてもチーム一丸となって努力していく姿に注目だ。
[藤岡千佳]
試合後のコメント
本橋主将
――目指していた順位はありますか。
「トーナメントを見た感じ、自分はしっかり勝ち上がって、ベスト8、入賞を狙えるようなところにはいた。結果が出せなかったってところは悔しいです」
――今回の大会で主将として意識したことはありますか。
「今回は個人戦ですが、みんながしっかりと集中できるように、練習から個人戦でもチーム戦のような気持ちで、一人一人が力を出し切れるように心構えをしていました」
海野
――東日本大学選手権(東日本)から今日の試合までの3週間で力を入れた練習はありますか。
「東日本でも攻撃力が課題だったので、自信を持って出せる技を練習して大会に臨みました」
――今後の目標をお願いします。
「個人戦では、7月の前期最後の全日本学生選手権できちんと悔いのないように終わることができればいいなと思います。あとは、東日本で団体戦負けてしまったので、関東学生体重別選手権の団体戦で勝ち切れるように練習して頑張っていきます」
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