
遠かった1点 青学大に惜敗を喫す/第15回関東大学女子新人戦
新人戦が開幕し、青学大との一戦に臨んだ。序盤からスピード感のあるバスケを展開していくも、リードを許す。最後まで青学大の姿を捉えきれず惜敗に終わった。
◆5・17~6・8 第15回関東大学女子新人戦(東洋大赤羽台キャンパス他)
▼5・25 対青学大戦(東洋大赤羽台キャンパス)
明大83{13―25、18―21、27―22、25―16}84青学大○
スターターはPG小幡明日奏(理工1=龍谷富山)、F中植のん(理工2=鵠沼)、SF藤井花(商1=日本航空)、F尾花優心(政経2=下妻第一)、C杉山実子(文1=浜松開誠館)。
前半はシュートの精度に苦しんだ。津金玲菜(政経2=国府台女子学院)や龍野瑠菜(総合1=共立女子)などを投入し、スピーディーなバスケを維持。「ディフェンスからオフェンスの切り替えを早くできた」(小幡)とトランジションから息の合った連携でフリーマンを作りシュートを放っていく。だが、チャンスを決め切れない。序盤に許したリードを詰め切れず、15点ビハインドで試合を折り返した。
後半に入ると、徐々に流れをつかみ始める。昨季の課題に上がったリバウンドを制すと、藤井のレイアップや尾花の3Pシュートが突き刺さり1点差に詰め寄る。迎えたラストワンプレー。尾花のクロスオーバーから放ったシュートはリングに嫌われ、83―84で敗戦。試合を振り返り「後半は自分たちのバスケットができたが、前半の点数差を詰め切れなかった」と悔しさから尾花の目には涙が。
今季公式戦初勝利こそならなかったものの、ルーキー・小幡はガードとしての役割を果たしゲームメイク力の高さを見せつけた。今後チームをけん引していく選手になりそうだ。関東大学選手権と今試合を通して「チーム全体で最初の入りが課題なので修正していきたい」(尾花)と明大女子バスケ部の課題は明確になった春。この春の悔しさが彼女たちをきっと強くする。
[早坂春佑]
試合後のコメント
尾花
――ご自身の武器であるアウトサイドシュートはどうでしたか。
「後半は少しずつ入り始めたんですけど、前半が全然入らなくてそこが自分の課題なので、これから練習していきたいです」
――チームの雰囲気はいかがですか。
「リーダーみたいな人がいたわけじゃないんですけど、だからこそみんなで意見を出し合って声を掛け合ってできています」
小幡
――ディフェンスでは相手を抑え込んだように見えましたが、ご自身としてはいかがですか。
「自分はガードだったので、そこまで攻めてこられることは少なくて自分自身は抑えられたと思うんですけど、フォワードやセンターのところで結構やられてしまったなという印象があります」
――今後の意気込みをお願いします。
「自分は身長が低いので技術にもっと磨きをかけたり、スピードの部分で周りを生かせるようなプレーをして少しでもチームに貢献できるように頑張りたいです」
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