3連勝! 大量得点で慶大を圧倒/関東学生春季リーグ戦

2025.05.26

 日体大戦、早大戦で2連勝をあげ、勢いを持った状態で慶大戦に臨んだ。前半から主導権を握り、高い攻撃力を見せ3-0で試合を折り返す。後半には得点力が爆発し、第4Qに4点を追加。関東学生春季リーグ戦(春季リーグ戦)最終戦を8-0の快勝で締めた。

 春季リーグ最終戦となる慶大戦。前回の日体大戦に続き、今日も高い攻撃力を見せた。先制点を挙げたのはMF吉田登以(商3=丹生)。第1Q4分に右サイドからドリブルで切り込みネットを揺らした。「自分で仕掛けて、最後はもう空いているところに狙って振り切った」(吉田)。この得点から勢いに乗った明大が主導権を握り10分にはPC(ペナルティーコーナー)からFB一谷優斗(営4=須知)がゴール。第2Qでは1分に中央でのドリブル突破からFW齋藤偉颯(法4=今市)が押し込む。「ドリブルで上手く2人かわせたので良かった」(齋藤)。明大のペースで試合が進み、3-0で試合を折り返す。「前半に3点以上差をつけて、試合を決め切るというところを意識した」(FB高橋澄世主将・商4=横田)。

 後半も明大の勢いは止まらない。第3Q2分に敵陣深い所からカウンターを仕掛けて獲得したPCを齋藤が決めリードをさらに広げる。「フリックは今年本当に調子が悪かったので、1点ここで決められたので良かった」(齋藤)。第4Qはルーキーの活躍が目立った。MF山下璃旺(理工1=伊吹)、FW安部成煌(営1=横田)、FW平尾龍太郎(法1=天理)が続けて得点を決めると、さらに11分にはFB桑原光輝(営2=今市)がダメ押しの1点を挙げる。明大はその後も試合の流れを握り続け、合計8得点の大量得点で試合を終えた。「一人一人の球離れを早くして、チームで攻めるというところを意識した結果、点数が伸びた」(高橋)。

 今季の春季リーグ戦前半は調子が上がらず連敗してしまったが、後半は得点力を上げ3連勝で春季リーグを終えた。新井健史監督は「序盤戦で2試合落としてしまい、そこの準備不足が反省しているところなので、ぜひ秋は初戦から明治らしいホッケーで勝ち進みたい」と語った。5位となり全日本大学王座決定戦(王座)出場は逃してしまったが、春季リーグ戦後半戦の勢いを止めず関東学生秋季リーグ戦(秋季リーグ戦)で躍進を見せてほしい。

[虻川隼人]

試合後のコメント
高橋
――今後の意気込みを教えてください。
 「春は5位という結果で全然満足できる結果ではなかったので、この夏にもう一度チームづくりをして、秋はしっかり関東リーグ(秋季リーグ戦)優勝とインカレ優勝をできるように頑張っていきたいと思います」

吉田
――試合を振り返っていかがですか。
 「前半はしっかり前からかけて点数を取って、後半には相手の足が止まってきたところで追加で何点か入れられたので、流れのいい試合だったかなと思います」

齋藤
――(今日の試合を)個人で振り返っていかがですか。
 「今年の春季リーグ戦はすごく調子が悪くて、全然点が取れていなくて、ようやく最後の試合で点を取れたので、これを秋につなげていけたらいいなと思います」