
接戦の末に優勝つかむ、リーグ戦3連覇/第38回東日本大学リーグ戦
3連覇を目指して挑んだ今大会。予選リーグでは圧倒的な力を見せつけ、迎えた決勝リーグ3試合目・中大戦は苦しい展開となるも、土屋賢主将などの奮闘により頂点に立った。
◆5・18 第38回東日本大学リーグ戦(中大多摩キャンパス)
〈男子〉
▼明大――1位
予選リーグでは負けなしという前回王者の意地を見せた明大。今大会がデビュー戦となった牧野来虎(文1=三井)と児玉幹大(法1=初芝立命館)はそれぞれ積極的な姿勢で試合に臨み、児玉は白星を挙げる活躍を見せた。上級生の安定した試合運びも好材料となり、初出場ながらも物怖じせず攻めの姿勢を貫いていた彼らの姿は今後の主力としての資質を感じさせた。
決勝リーグでは、慶大戦、関東学大戦と順調に勝ち進めていった。慶大戦では、先鋒(せんぽう)の山田太粋(法2=岩槻)が試合開始20秒で頭部への鋭い打撃で決着をつけ、チームに流れを呼び込み、7-0で勝利を収めた。続く関東学大戦でも全勝し、ここまで無敗の中大との戦いへ挑んだ。両者一歩も譲らぬ激しい攻防が繰り広げられた。先鋒の山田太が勝利し、好スタートを切ったものの、次鋒(じほう)、参峰(さんぽう)戦で敗れてしまい、流れを奪われる苦しい展開となった。続く中堅の長倉直弥(経営4=明大中野)と副将の土屋泰生(文2=関西福祉科学大)が「楽しみな感じで緊張せずに試合に臨めた」(土屋泰)と粘り強い試合を見せ、同点で大将戦を迎えた。大将戦には土屋賢生主将(法4=関西福祉科学大)が登場。互いに一歩も譲らぬ緊迫した空気が流れる中、1分12秒を残して試合を制した。勝利の瞬間、会場には大きな歓声が響き渡り、喜びの空気に包まれた。東日本大学リーグ戦3連覇という偉業を成し、さらに最優秀選手賞には土屋賢が選ばれた。
新体制となってから部員同士の声掛けが増え、チームは良い雰囲気でスタートを切っているようだ。「決勝戦でも全勝するくらい余裕のある試合をする」(土屋賢)という課題を胸に次戦へ挑む。
[和田唯花]
試合後のコメント
土屋賢
――今回の結果を振り返ってください
「全体的にチームでのスキルアップが必要だなと感じました。グランドスラムを目標に掲げているので東日本の大学に苦戦していたら関西の強い大学には到底及ばないと思うので、レベルアップを頑張ります」
――主将になられて初めての大会で気持ちの変化などはありましたか。
「真面目に練習に取り組んでいかないといけないと思いました。部員への声掛けなどを通して僕がチームを引っ張っていきたいです」
土屋泰
――予選リーグを振り返っていかがですか。
「予選は1回しか出てないんですけど、動きが硬かったです」
――国際大会の代表に選出された思いをお願いします。
「海外まで行って試合する以上、負けて帰りたくないので絶対に勝って帰ります」
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