
女子総合3連覇!男子は総合2位に/関東学生選手権春季大会
5月15日から4日間に渡って行われた関東学生選手権春季大会。女子団体戦、個人戦では明大が首位をキープし、3度目の総合優勝を成し遂げた。男子団体戦、個人戦ではどちらも最後まで奮闘したものの、あと一歩が日大に届かず、準優勝という結果に終わった。
[女子]
野畑美咲(商4=由布)は女子エアライフル10m立射の本戦が今大会で最も印象に残っていると語る。落ち着いた様子でライフルを構え、高得点である10点台後半を連発した野畑は、周りと圧倒的な差をつけて1位で本戦を通過。ファイナルでもその冷静さを発揮し、2位と2.3点差で見事1位に輝いた。「今までは少し緊張してうまくできなかった部分があったが、今日はその緊張を乗り越えられることができたのでとてもよかった」(野畑)
大型ルーキーの登場にも目が離せない。山田音緒(農1=徳島県立城北)は女子エアライフル10m立射のファイナルで3位に入賞。山田はこの結果に喜びながらも、自分の実力について冷静に分析し、「3位が決まる1発で力が入ってしまい、外してしまったというのがあるので、順位が懸かっている1発でも、焦ることなくしっかり打ち切れるようにするのが目標だ」と振り返った。
[男子]
「自分にとっても成長につながる、とてもいい試合だった」と語るのは、男子50m3姿勢個人戦に初出場した長屋光珀(国際2=済美)である。結果は惜しくも3位で、試合後には悔しさに涙をこらえきれなかった場面も見られた。しかしその後の応援では大きな声で仲間を鼓舞し、選手に安心感を与えながらチーム全体の雰囲気を盛り上げた。
同種目では富岡亮太(政経3=栄北)が2位に入賞し、ライバルの日大に最後まで健闘した。また大山誠道(政経2=国際学院)が男子エアライフル10m本戦を1位で通過するなど、若い力の活躍にも期待される。
「チーム全体で盛りあがることが強さにもつながってくると思っている」(長屋)
今大会でおのおのが見つけた課題と向き合うことが必要になるだろう。目指す目標に向かって着々と歩みを進めていく明大射撃部の動きに今後も注目だ。
[小松蕗由]
試合後のコメント
野畑
――今後の目標を教えて下さい。
「最終目標はオリンピックでメダルを獲得することなんですけど、まず今年の目標としてはワールドカップでメダルを獲得することです」
山田
――今回の反省点を活かして今後どんな練習法が必要になると思いますか。
「限られた時間を集中して、もちろん量も大事なんですけど、練習に対して質を求められるようにしていきたいなと思います」
長屋
――ご自身の強みはなんだと思いますか。
「根拠のない自信です」
大山
――大会に向けた練習で特に意識していたことはありますか。
「1発1発に集中して打つことです。そこを徹底してきました」
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