法大に2ー3で敗北し、後期初黒星/関東大学リーグ

1999.01.01
 2ー1で接戦を制した国士大戦から中2日、後期負けなしと好調を続ける本学は法大戦を迎えた。上位をキープするためにも負けられない一戦。しかし前半を1ー1で折り返すと後半に2失点し、必死に追い上げるも一歩及ばず2-3と敗北を喫した。

 前半、「立ち上がりからフルのサッカーができなかった」(神川監督)と課題としてきた立ち上がりに苦しみ、思うようなサッカーができない。それでも徐々にサイドからの攻撃が増え始めると36分、ついに先制点が生まれる。右サイドを小林(政経2)、増田(商4)とつなぎ最後は中央の林(商4)が落ち着いてシュート。2試合連続となる林のゴールで貴重な先制点を得た。リードした本学だったが38分、一瞬のスキを突かれ同点の1ー1で前半を折り返した。

 迎えた後半、開始2分でフリーキックから思わぬ失点をしてしまう。「失点からリズムを崩してしまった」(高木・文1)という本学は36分にもコーナーキックからヘディングシュートを決められる。2点のリードを奪われた本学。それでもここから怒とうの攻撃を見せる。林や途中出場の久保(法2)がDF陣の裏を狙い、橋本や増田も積極的な攻めを見せる。そして終了間際の44分、小林からのパスを受けた橋本がキーパーの頭上を越す見事なシュートを打つ。相手のスキを突いたシュートは見事にゴールに吸い込まれ1点差に詰め寄る。急いでセンターラインまで戻り同点弾を狙った本学だったが、追い付けないまま笛が鳴り2-3で試合は終了した。

 この敗北で、後期に入り初の黒星となった本学。中2日と厳しい日程であったが、原因はコンディションよりもメンタル面にあった。「弱気になって受け身に回っていたのが悪かった」(藤田主将・法4)。しかし後半2点差になってから見せた攻撃は、次につながる。次節は18日、チームを立て直す時間は十分にある。「関係ないという選手はつくらない」(藤田主将)と前を見据える選手たちなら、この敗戦を糧にまた成長できるはずだ。

☆試合後のコメント☆

・神川監督
「腰を引けた戦いをしてしまった。自分たちの力をフルに出せていたら、こういう気持ちにはならないはず。負けたくなかった。中2日ではあったが、コンディションよりもメンタル面の問題。リードされたあとのがむしゃらさを最初から出していかなければいけない。次は相手の戦い方に惑わされず、しっかり守備してこれまで積み上げてきたものを出したい」。

・藤田主将
「もったいない失点をしてしまって、悔しいというより情けない。コンディションは中2日を考慮したメニューをつくってもらっているし、言い訳にはしたくない。弱気になって受け身に回っていたのが悪かった。落ち込まずにもう一回チームをつくり直す。関係ないと思う選手をつくりたくないし、それでこそ明治らしい全員サッカーだと思う」。

・橋本
「フリーキックやコーナーキックの場面にミスが多かった。中2日はきついけれどそれは言い訳。最後に得点したけれど、もっと早い時間に取りたかった。最近ラインが良くないので、前半からディフェンスラインを上げていきたい」。

・高木
「最初の失点は自分のミス。失点でリズムを崩してしまったし、2点離されるとやっぱり厳しい。日ごろの甘さが出たから、反省しなければいけない」。