中大に夏の雪辱果たす/関東大学リーグ戦

 リーグ戦を3戦無敗で迎えた中大戦。サマーカップでは2回戦で中大に敗れ、ベスト4にも上がれず「チームの士気もどん底まで落とされた」(梁取アイスホッケー部門主将・政経4)と悔しい思いをしただけに選手たちも「リベンジの気持ち」(外崎)で臨み、完璧な試合とはいかなかったが、見事雪辱を果たした。

 試合が開始し、勢いはあり果敢に攻めるものの確実なシュートが打てない本学。続けて放たれた10本近くのシュートがネットを揺らすことはなかった。しかしここまで負けなしの本学は「負ける気はしない」(梁取部門主将)と気迫のこもったプレーは続き、10分50秒、外崎が正面に持ち込んだパックを草野―古市と押し込んでシュート!ようやく先制点を奪い、本学のほうへ流れを引き寄せた。その後の第1、第2ピリオドでは勢いそのままに本学のペース。シュート数だけでも31―11と大幅に勝ち越し、不意にやってくる中大の攻撃にもGK・寺島(政経2)を中心にしっかり適応して相手を無得点に抑えた。途中、リンク上に霧が立ちこめ、試合が一時中断するというハプニングも起こったが、本学は4点の差をつけ第2ピリオドを終えた。

 しかし第3ピリオド。疲れもあり「気持ちはわかるけど良くない」(福田総監督)とあり余る勢いに任せてラフプレーを連発。そしてキルプレー中の8分01秒、GKと向かい合った一瞬をつかれ、ついにゴールを割られてしまう。そして荒いプレーのまま試合終了を迎えた。「最後だったからよかったけど、前半からあんな感じじゃ持たない」(福田総監督)。

 残る1回戦目の相手は宿敵・早大。チームは「ここまできたら全勝で行くしかない。みんなそう思ってる」(梁取部門主将)と自信も気合も十分だ。しかし実力が均衡していると言われるDivision I-A。今後厳しい戦いが予想されるだけに、さらに心技一体となったプレーが求められるだろう。

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No. Name (C/A) Pos. 備考
◆今試合の出場選手◆
GK
31 寺島悠介 GK 昨年度から安定した守りを見せる明治の正GK
第1セット
19 近藤勝将 FW よく走るパワフルなFW。1年次から1セットで活躍
14 江端勇人 FW キープ力と得点力が持ち味
16 高田昌虎 A FW 持ち前の走力とテクニックで果敢にゴールを目指す
77 梁取慎也 C DF センス抜群のキャプテン。シニア日本代表
長岡佑弥 DF 決定力のあるDF。白樺学園時代はキャプテン
第2セット
10 木谷大介 FW 小柄な体格を生かしたスピードが売り
22 田中  遼 FW 前年度リーグ戦では明治の得点王。今リーグ戦では2セットの要。今試合アシスト3回と活躍
61 土屋輝幸 FW よく走り積極的なプレーヤー。2007U‐20世界選手権のキャプテンを務める。今試合2得点!
坂田  駿 DF 大柄な体格で攻めにも参加できるパワーのあるプレーが魅力
21 赤坂優輔 DF DFながら積極的なプレーを見せる
第3セット
88 外崎裕将 FW 駒大苫小牧高出身。体格が大きく、キープ力のある選手
39 草野  作 A FW 安定したプレーに定評がある
18 古市達也 FW センスのあるFW。積極的なプレーを見せる
12 今川征治 DF 守りに定評のあるDF。北海時代はキャプテン、現在はスケート部総合主将
44 島影大希 DF 積極的なDFで攻撃にも参加
第4セット
17 高橋皓平 FW 高身長をいかしたプレーが魅力
91 関戸大輔 FW 2007U‐20世界選手権に出場した一人。今リーグ戦初出場
20 牛来建都 FW 体格のあるFW。4セットのFW陣を率いる
11 角橋裕樹 FW お父さんは元日本製紙クレインズのプレーヤー
30 金塚佑輔 DF 安定な守備でチームを支える。今回は4セット唯一のDF

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10月11日(土)14:30~
対早大1回戦(笠松運動公園アイススケートセンター=JR常磐線・東海駅からタクシー または 佐和駅からバス)