
中大に惜敗 最後はポストに阻まれた/関東学生1部リーグ戦
明大は前節・日体大戦の奮闘を糧に中大へ挑む。激しい攻防が繰り広げられると思われた4回戦。ふたを開けてみれば、9-10とロースコアゲームに。集中した守備で試合を運ぶが、初白星まではわずかに手が届かなかった。
◆5・10~6・22 関東学生1部リーグ戦
▼5・18 対中大戦(早大所沢プール)
明大9{3-3、1-1、1-3、4-3}10中大◯
今シーズン“堅守”とうたわれる中大。得点力を課題とする明大にとって、超えなければならない一戦であった。試合は開始から第2Pまで、両者ともに譲らず。同点で折り返すと思われたその時、宇津野貴大(営4=明大中野)が本日二度目の退水を宣告される。三度目は永久退水、守備の要を残り1回の退水で失うことを示す。ここからは交代策を投じ、坂根健太(政経2=明大中野)が出場。
「目の前の敵をねじ伏せ、自分らしいプレーでチームに貢献したい」(坂根)と自らの実力に自信を持ち奮闘。ペナルティースローを誘発するなど活躍が光った。しかし厳しい流れの中で、第3Pで2点差を許してしまう。何としても追いつきたい明大はマンツーマンディフェンスで果敢な守備を見せる。残りは二分、戦術が功を奏しカウンターから筒井が得点。主将が決め切るとチームの勢いは最高潮に。勝利に王手をかけると残りは1分、チームの運命を分けるシーンが訪れた。
ラストチャンスをカウンターから再び作出。ボールを持ったのは今年絶好調ルーキー・渡邊夢現(政経1=明大中野)。シュートを放つと、美しい弧を描きポストに直撃。わずかにゴールラインを割らず、得点に至らなかった。そのまま逃げ切られる形で試合終了。今季いまだ勝ち点がない、上位リーグを目指し再び鍛錬に励む。
[岩田英佑]
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