インカレ前哨戦で苦戦/秋季東京六大学定期戦

1999.01.01
 今春の東京六大学選手権では総合2位という好調な滑り出しを見せたものの、夏の間に失速した本学。今大会でも持ち直しきれずに苦戦し、昨年と同じ総合3位に終わった。

 春シーズンでは好成績を残し、幸先の良いスタートを切った本学。しかし先月の関東五大学定期戦では満足したレースができず、スランプに陥った。「今までできていたことができていない」(近藤主将・政経4)。自分たちが思っていることができない焦りが今大会でも見られ、「今日のレースは40~50点」(近藤主将)というように、満足のいくレースはできなかった。しかし、「470級では3艇のうち2艇がセール(帆)を別の形のものにした」「次の大会では、海上でスタート直前まで意見交換するなど、コミュニケーションを重視するようにしていく」(田口・法4)など、チーム内では試行錯誤を続けている様子。チームは今、変革の時を迎えている。 

 来週には秋季関東インカレ、来月にはインカレという大きな大会を控えている本学にとっては立ち止まってはいられない。今回の苦戦を糧に、秋季関東インカレでは“チームレースの徹底”という今年のテーマに立ち返り、完全復活を遂げたいところだ。