
慶大に連勝で入れ替え戦に前進!/第84回関東大学2部リーグ戦
計画通り全勝で進んでいくと思われたリーグ戦だったが、国士大戦でまさかの連敗。これ以上負けられない本学は、これまで2部リーグ1位をキープしている慶大に対しても強気のプレーを仕掛けていった。チームで攻め、追いすがる慶大を振り切り、全勝中の強豪から貴重な勝ち星を挙げた。
試合開始直後、慶大に先制を許したものの、すぐに巻き返しゲームをリードし始めた第1クォーター。相手の大型センターに対し、金丸(英・商3)、駒水(政経2)らが3Pシュートを的確に沈めていき、本学のプレーを勢いづける。さらに伊与田主将(政経4)や川崎(政経3)も果敢にインサイドに切り込み、付け入るスキを与えなかった。チーム内で互いに気を引き締め合い、「絶対に負けられない」思いを前面に出して得点を重ねていった前半だった。第2クォーターを終了した時点で48‐34。10点差以上をキープして後半に臨んだ。
第3クォーター、ここまで抑えていた慶大のオフェンスが勢いを取り戻してくる。しかし、流れを渡したくない場面でこの日不調のエース金丸(晃・政経2)に代わって川崎の3Pシュートが爆発。バスケットカウントも奪い、この試合25点の大活躍。69‐60でリードしたまま最終の攻撃につないだ。
第4クォーターも金丸(晃)や駒水が外角から得点を重ねるなどしてついに反撃を許さず、序盤のリードを保ったまま96‐86で勝利。大きな一戦を、チームで見事に乗り切った。
「国士大に負けて気合を入れ直した」(金丸(英))の言葉通り、チーム全体に集中力がみなぎっていた今日の試合。悔しい連敗を喫した後の大一番だけに、勝利はチームにとって確かな弾みになったはずだ。強豪相手だが、本学が目指すのはもはや全勝のみ。2戦目も一丸となって連勝を狙う。
<2回戦>
一部昇格に向け、何が何でも負けられない慶大戦2回戦。昨日の試合に引き続き、選手たちの試合に対する意気込みはこれまでにないものだった。
これまでチームの司令塔として、またキャプテンとしてチームを引っ張ってきた伊与田主将(政経4)が昨日の試合のケガによりスタメンを外れ、明治にとっては厳しい試合になると思われた。しかし、その逆境をものともせず選手たちは慶大相手に奮闘した。伊与田主将の代わりとしてスタメンに起用された田村(政 経1)は「伊与田さんがいない分さらに気合が入った。勝つ気で試合に臨んだ」と話す通り、自らゴール下でシュートを打つなど積極的なプレーで見事期待に応えた。また、金丸(英・政経3)は内、外から果敢にゴールを量産。さらに川崎(政経3)、駒水(政経2)は試合の要所で3Pシュートを決める活躍を見せた。「チーム 全体で戦えばマークは分散し、オフェンスしやすくなる」(金丸(晃)・政経2)。今まではエース金丸(晃)の得点シーンが際立つ試合が多かったが、今日はゲームに出ている選手全員が活躍し、存在感を見せ付けた。岩澤(政経3)、野口(法4)などもコートの中で自分の仕事をきちんとこなし、選手層の 厚さが感じられた。
第3クォーターまでは、両チームとも1ゴール差の接戦を繰り広げ、どちらが勝つか分からない試合展開だった。しかし、最終クォーターに入り一気に流れは明治へと傾いた。金丸(晃)、川崎を中心に次々とシュートを決め、あっという間に点差をつけた。10点差以上の点差をつけても、試合終了のブザーが鳴るまで選手たちの集中力は途切れることはなかった。94-74というスコアで慶大に勝利を収めた。
指令塔不在という厳しい状況の中、強敵慶大相手にチーム力で連勝を挙げた本学。来週の早大戦、再来週の筑波大戦と厳しい戦いはまだまだ続くが一部昇格へ大きな望みをつないだ。
関連記事
RELATED ENTRIES