春季リーグ初黒星 順大に1-3で敗戦 /春季関東大学1部リーグ戦

2025.05.18

 春季関東大学1部リーグ戦(以下、春季リーグ戦) 8連勝中の明大は順大と対戦。第1、2セットを奪われる展開になるも、続く第3セットではセットを取り返す。しかし、第4セットを落とし、今季初の黒星となった。

◆4・12~5・24 春季関東大学1部リーグ戦(日体大健志台キャンパス他)
▼5・17  対順大戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館)
明大1{19-25、23-25、26-24、24-26}3順大○

<スターティングメンバー>(ローテーション順)
S近藤蘭丸(文4=東福岡)、OH佐々木駿(商4=土浦日大)、MB成村航希(政経2=東海大相模)、OP黒澤孝太(政経4=明大中野)、OH近藤大翔(政経1=日本学園)、MB渡邉健(政経3=日本航空)、Li磯脇侑真(政経3=東福岡)

第3セット 近藤大⇆荒井貴穂(法2=駿台学園)

 第1セット、近藤大の鋭いスパイクで先制点を取った明大だったが、連携ミスなどが続き逆転を許す。その後も「決定力がもっとあれば良かった」(佐々木)と得点を決めきることができず、第1セットを落とす。続く第2セットは立ち上がりから佐々木のサービスエースが決まり流れをつかむと、4連続得点で相手を突き放す。しかし順大にすかさず追いつかれ連続得点を許し、第2セットも献上した。

 第3セットでは先制点を取られるも、黒澤の強烈なアタックでこのセットの主導権を握る。渡邉のサービスエースやブロックなど多彩に得点を重ねていくが、両者譲らずデュースにもつれ込む。均衡を破った佐々木のアタックが決まり、明大は1セットを返す。この勢いのまま連取したい明大だが、第4セットでは序盤からリードを許す展開となる。相手のミスや途中出場の荒井の活躍により勢いを取り戻すも「リードしているところでボールを落としてしまった」(磯脇)とこの試合を通して見られた終盤の粗さが仇(あだ)となりこのセットを取ることができず、今春リーグ戦初の敗北を喫した。

 全セット接戦を繰り広げたが、あと1点が決めきれなかった。「課題が明確に出たので、そこを追求して普段の練習から取り組んでいかないといけない」(近藤蘭)と振り返った。残る2戦は中大と早大。この敗北を糧に、昨年度勝ちを奪えなかった相手から勝利をつかみ取れるか。

[藤岡千佳]

試合後のコメント
近藤蘭
――次戦への意気込みをお願いします。
 「春リーグは3位以内を目標として挙げているのできちんと勝ち切って最終週に持ち越したいと思います」

佐々木
――順大の印象を教えてください。
 「キャッチはあまり得意ではないが、その最低限のキャッチを残して二段トスして打ち切る印象です」

磯脇
――連勝が止まりました。
 「連勝しているからとは思ってなくて、一戦一戦しっかりと戦えていけたらなと思っています」