終始攻守かみ合わず 順大に大敗/関東学生春季1部リーグ戦

2025.05.17

 関東学生春季1部リーグ戦(春季リーグ)7戦目が国士大多摩体育館で行われた。序盤はGK坂本京介(営1=洛北)の好プレーで失点を許さなかったものの、試合の主導権を握られ 12―18 で折り返す。続く後半に反撃を試みるも及ばず、30―38 で敗北となった。

◆4・19~5・25 関東学生春季1部リーグ戦(日大八幡山体育館他)
▼5・17 対順大戦(国士大多摩体育館)
明大 30{12―18、18―20}38 順大○

 前半1分、栃尾佑(法 3=北陸)が先制点を決める。その後、坂本が度重なるシュートセーブで 3 分間、相手に得点を与えない好プレーを魅せる。しかし 7 分に順大の得点後、相手のぺースにのまれ9分間無得点が続いた。メンバーを入れ替えるなど、悪い流れを断ち切りたいところだったが、22 分には7点のリードを許す。「総力戦の中で、代わって出る選手のレベルの高さはもう少し必要だと感じた」(外種子田渓汰主将・商4=国分)。12ー18 と圧倒され前半を終えた。

 迎えた後半でもさらに点差を突き放された。しかし、今季初スタートからの出場となった松本想(営2=法政二)が連続得点。10 分に坂本が再び連続セーブを魅せるが、オフェンス時に、相手の固いディフェンスにミスを誘われる。「大きい選手が多くて、前に出るのではなく上から打たされてしまった」(近藤佑樹・農4=春日丘)。22 分には 14 点差になり、勝利から遠のく厳しい状況に。このままで終われない明大は反撃を試みるが、無情にも 30―38 で今季初の大敗を喫した。

 試合前、優勝争いを繰り広げていた明大にとってこの敗戦は痛い。しかし、明日は立大戦が控えている。「今日の試合を引きずらないように、気持ちを切り替えて明日の試合で取り返したい」(外種子田)。残り試合を勝利で飾れるか。 

[ウエスト宙]

試合後のコメント
加藤良典監督

――今試合を振り返っていかがですか。
 「今日は本当にオフェンスとディフェンスの局面が自分たちのやろうとしていることを
徹底できなかったので、今日の点差での敗戦だったと思います」
――明日の意気込みを教えてください。
 「あと残り2試合になるので、今日できなかったところをしっかり修正して、まずは勝
ち切れるように頑張りたいと思います」

外種子田
――ハーフタイムはどのような話をされていましたか。
 「まず前半を引きずらないようにするのと、あとは後半最初から走って攻撃回数を増や
して、1点でも追い付くというのと、あとは(チームの雰囲気が)暗くならないようにと
いうのを意識しました」
――順大のディフェンスとオフェンスはいかがでしたか。
 「今までとは違うタイプで、やはり研究されている印象があり、秋リーグ(秋季リーグ
戦)までに攻撃の手札を増やしていかなければならないと思いました」

近藤
――順大はどんな対策をしていましたか。
 「センターの選手と3人がボールを回していて、速攻で走ってくるというイメージがあったのですが、自分たちのミスが続いてしまい、思うような通りの展開にならなかったのは良くなかったです」