全日本出場へ向け ルーキー含め3人が2回戦突破/関東学生選手権

2025.05.16

 全日本学生選手権(全日本)への出場権が懸かる今大会に明大からは7人が出場。大会1日目となった11日には2回戦までが行われ、和田壯太主将(法4=育英)、樋口隆太郎(商3=明大中野)、石橋拓登(政経1=東福岡)の3人が2回戦を突破。25日に行われる3回戦への進出を決めた。

◆5・11、25 第71回関東学生選手権(日本武道館)
▼1日目
 和田――3回戦進出
 樋口――3回戦進出
 石橋――3回戦進出
 金井田――2回戦敗退
 正木――2回戦敗退
 栗原――2回戦敗退
 河野――1回戦敗退

 大学入学後初の公式戦出場となった石橋。「(自分は)1年生で、(周りは)同級生か、自分より年上かだったので、まずは思い切って自分の剣道をしようという気持ちで試合に臨んだ」。その言葉通り、1回戦の試合開始直後に相手のスキを突き、メンで一本を先取する。その後も果敢に攻めコテを決めて勝利。迎えた2回戦では一転、制限時間内に決着がつかず延長戦に。「2回戦は自分の剣道をしつつ、しっかり〝我慢して〟というのを言い聞かせていた。最後我慢して(技を)出せたので良かった」。タイミングを計り仕掛けた結果、コテが決まり3回戦へと駒を進めた。全日本出場への明暗が分かれる次戦に向けては「一戦一戦しっかり集中して自分の剣道をして、優勝を目指して頑張る」と意気込む。

 和田は1回戦でコテを決め、一本勝ちを収めると2回戦も勝利し3回戦へ。関東学生選手権初出場となった樋口は1回戦を延長戦の末制すと、2回戦では有効打突を2本先取し3回戦進出を決めた。

 一方、1回戦をコテで一本勝ちした金井田晃生(法4=福岡大大濠)は迎えた2回戦で延長戦の末敗戦。1回戦で長い延長戦を制し2回戦に進んだ正木蓮(営3=明豊)と栗原有輝(商2=福岡大大濠)も2回戦で敗れる結果に。河野賢優(法2=東福岡)は1回戦で延長戦の末敗退となった。

 3回戦以降は25日に千葉ポートアリーナにて行われる。3回戦へ進出した3人は全日本出場を決められるか。

[堀口心遥]

試合後のコメント
石橋
――試合を振り返って、良かった部分と修正したい部分を教えてください。
 「今回は自分の気持ちをコントロールして落ち着いて、とにかく集中して一戦一戦という気持ちで臨めたので良かったと思います。また自分は気持ちに波があるので、剣道がどうこうよりも、自分の精神的な面を直して、しっかり集中して、2日目も頑張りたいと思います」

――今大会の目標を教えてください。
 「今回の目標はチームとしてできるだけ多くの人数が全日本に出場することで、自分の個人としての目標は優勝を目指して頑張りたいと思います」

――大学4年間での目標を教えてください。
 「大学4年間は今大会も含め、しっかり優勝、全国1位を目指して頑張りたいと思います」