全日本出場へ好発進! 5人が3回戦進出/関東女子学生選手権

2025.05.16

 全日本女子学生選手権(全日本)への出場権が懸かる今大会に明大からは6人が出場。大会1日目となった11日には2回戦までが行われ、上山伽音主将(営4=岡山商大)、北井沙樹(商4=淑徳巣鴨)、奥日菜乃(政経3=明豊)、大駒素華(総合2=健大高崎)、門田理佳(政経2=中村学園女子)の5人が3回戦への進出を決めた。

◆5・11、25 第57回関東女子学生選手権(日本武道館)
▼1日目
 上山――3回戦進出
 北井――3回戦進出
 奥――3回戦進出
 大駒――3回戦進出
 門田――3回戦進出
 竹町――1回戦敗退

 昨年度の関東女子学生選手権(関東)で3回戦敗退に終わった上山は「昨年度、私だけ全日本に出られなかったので、絶対に勝つぞという思いで臨んだ」。1回戦、2回戦ともに延長戦に入る粘り強い攻防を繰り広げ「延長にはなったが、しっかり自分のいいペースに持っていけた」。1回戦ではコテ、2回戦ではメンで一本を取り3回戦進出が決定。「一本に意識できたことは良かった。下がってしまうことがあったので、下がらずしっかり攻めていきたい」と振り返り、次戦に向けて「集中切らさず、みんなで上位目指して、優勝目指して頑張りたい」と意気込んだ。

(写真:初戦に臨む門田

 「昨年度の結果がどうとかではなくて、今年またもう一回再スタートで優勝するという挑戦者の気持ちで臨んだ」と昨年度の同大会で3位入賞を果たした門田は2回戦からの登場に。危なげなく試合を運び「最初から足を使ったり、体の動きが良かったなと思うので、〝ここ〟というところで自分の得意技が出せた」とメンが決まった。一本勝ちとなり3回戦進出を決め「自分の得意な技が出たところが気持ちを引かずにできたから良かった」と目標の関東王者に向けて弾みをつける一戦となった。

 3年連続の全日本出場が懸かる北井は1回戦、2回戦ともに有効打突2本を先取し危なげなく3回戦進出を決めた。3年連続で関東出場を果たした奥は1回戦、2回戦ともに延長戦を制し3回戦へ。関東初出場となった大駒は1回戦で有効打突2本を先取し勝利。迎えた2回戦では延長戦の末、ツキで一本を取り3回戦に駒を進めた。一方、竹町知聡(国際4=八代白百合)は1回戦でコテを決められ敗退となった。

 3回戦以降は25日に千葉ポートアリーナにて行われる。明大勢から関東王者が誕生するか注目だ。

[堀口心遥]

試合後のコメント
上山
――女子主将としてどういうことを意識したいですか。
 「結構全体的に仲が良いなと思っているので、それを生かしてコミュニケーションを積極的に取って、チームの一体感を強めていきたいと思います」

――今大会の目標を教えてください。
 「今大会はまず選手全員が全日本の出場権をとって、優勝を目指して頑張ることです」

門田
――今年一年の目標を教えてください。
 「個人も団体も優勝、全日本で優勝。まずは関東で優勝して全日本につなげられるように頑張りたいです」

――25日に行われる3回戦に向けて意気込みをお願いします。
 「もう一回稽古で修正していって。いい形でまた試合に臨めるように頑張りたいなと思っています」