リーグ戦開幕! 5ー2で専大を下す/関東大学2部リーグ戦

2025.05.14

 関東大学リーグ戦が開幕。迎える相手は、昨季3部リーグで1位の成績を残し、2部昇格を果たした専大。ルーキーの三芳亮太(商1=名古屋工学院)が自身リーグ戦初勝利を挙げると、奥山湧介主将(文4=高松工芸)を含む後続の選手も次々と力強いボクシングで相手を圧倒し、5―2で幸先の良いスタートを切った。

◆5・10~7・12 第78回関東大学2部リーグ戦(後楽園ホール)
▼5・10 対専大戦(後楽園ホール)
◯明大5―2専大
▽フライ級
◯三芳(WP5―0)及川
▽バンタム級
◯福留(WP5―0)渡辺
▽フェザー級
辻本(WP1―3)角田◯
▽ライト級
◯甲斐(WP4―1)後藤
▽ライトウェルター級
(不戦勝)林◯
▽ウェルター級
◯奥山(1回・RSC)木村
▽ミドル級
◯藤山(WP5―0) 鶴岡

 試合はフライ級からスタート。最初にリングに上がる三芳は試合に通じて終始主導権を握り、5―0の判定勝ちを収める。続くバンタム級では福留想大(商2=習志野)が登場。相手に的確なパンチを重ね、同じく5―0の判定で白星を飾る。フェザー級では辻本柊哉(文4=高松工芸)が接戦に持ち込むも、1―3の判定で惜敗。ライト級では甲斐優人(文1=習志野)が4―1の判定で、再び流れを引き寄せた。

 ライトウェルター級は明大が棄権し、不戦敗となる。しかし、今年度主将を務めるウェルター級の奥山がそれを吹き飛ばすような快勝を見せる。序盤から相手を圧倒するボクシングを披露し、第1ラウンドで鮮やかなRSC勝ちを飾った。最終カードのミドル級では藤山成悟(商3=上市)が5―0の判定勝ちで試合を締めくくり、明大は5―2でリーグ戦初勝利をつかんだ。

 新入生も上級生も活躍が光り、チームとしての完成度の高さを見せつける内容だった。次戦以降もこの勢いを維持し、悲願の1部昇格に向けて突き進みたいところだ。

[李翔恩] 

試合後コメント
安川コーチ
――試合を振り返っていかがでしょうか。
 「限られた部員による厳しいチーム編成のなか、初戦を突破できたことで最低限の目標はクリアできました。ただし、さらにに上(優勝)を目指す立場としては、わずかながら相手の反撃を許すシーンがいくつかあったので、必ずしも満足できるものではないと思います」

――1年生の活躍についてはどう捉えていますか。 「少年時代から経験豊富な三芳はともかく、甲斐は試合前に極端な緊張状態であり、硬くならないか心配しましたが、先に行われた先輩方の試合を見てモチベーションが上がったのか、元気にフルラウンド戦って、勝つことができました」

奥山
――ご自身の活躍を振り返っていかがでしたか。
 「個人的には、1ラウンドRSC勝ちという形で非常に良いスタートを切れたと感じています。ですがその反面「3ラウンドを通して自分のスタイルを貫く」という目標を達成できなかったため、次の試合に向けて若干の不安も残りました」