前年の雪辱果たし女子部優勝/関東学生春季1部リーグ戦

2025.05.13

 関東学生春季1部リーグ戦開幕。昨年度は春、秋ともに苦戦を強いられ悔しさが残った。今季はチーム内での対話を増やし、矢印を揃え臨んだ。その成果が見られ4勝1敗で優勝。また6月に行われる全日本大学王座決定戦進出も決めた。

♦︎5・10、11 関東学生春季1部リーグ戦 (白子サニーテニスコート)
<女子>
<1日目>
○明大3-0東女体大

○明大3-0早大

<2日目>
◯明大3-0国学院大
 明大1-2東経大
◯明大2-1日体大

 「団体として一戦も落とさずに全勝優勝することが目標」(中谷さくら・政経2=須磨学園)と熱い思いで迎えた今大会。初戦は東女体大との一戦に。雨風吹き荒れる中でも自身のペースを乱されず。前田梨緒(商2=須磨学園)・中谷ペアが先勝すると、勢いそのままに2番手、3番手も勝利し3―0と完勝を収めた。2戦目の早大戦では「向かってこられる立場だからこそ受けに回らずファーストタッチから攻めた」(中谷)と空いたスペースへのボレーを有効的に用い快勝。2番手の青松淑佳主将(政経4=昇陽)は接戦に持ち込まれるも相手を振り切ると西山なつみ(政経3=昭和学院)・北川アンナ璃咲(商4=京都光華)ペアも勝利し、2試合連続のストレート勝ち。2連勝で初日を終え、優勝に向けて上々のスタートを切った。

 日差しが照りつける中行われた2日目。初戦となった国学院大戦は前日の勢いのままに3-0で勝利を収める。続く東経大戦では、1番手に、大野栞(法3=昭和学院)・大橋玲雨(営1=三重)ペアを起用。試合中盤のラリーで相手に流れを許し、敗戦を喫した。2番手の青松淑佳(政経4=昇陽)は、主将としての意地を見せつけストレートで勝利し試合はイーブンに。3番手のダブルス戦では、前衛・中谷と後衛・前田の息の合った連携を見せるも試合はタイブレークの末、あと一歩及ばず惜敗した。

 優勝を懸けて臨んだ日体大戦。北川・西山ペアは敗北を喫したものの、青松がまたもやストレートで快勝。「全試合誰に当たっても倒しにいこうという思いだった」(青松)という言葉通り、女子では今大会唯一の全勝賞を獲得した。さらに、2試合目で苦い思いをした中谷・前田ペアは、2ゲームを先行される苦しい展開も、相手のスキを逃さず。中谷の強気なボレーが炸裂し、勢いそのままに勝利し、優勝を決めた。前田は「大学に入って初めてリーグ戦で優勝できてうれしい」としつつも「新たに課題が見つかったし、反省すべき部分もあるので詰めが甘かった悔しさもある」(前田)とストイックな姿勢を見せる。明大ソフトテニス部のさらなる飛躍に期待したい。

[早坂春佑、近藤未怜]