(2)至仏山(しぶつさん)
全員が一般入部の部員さんなので、山登りの経験がない、または少ないあなたでも楽しく登れる山を紹介してくれます。これを参考に、山登りで自然と触れ合い、心も体もリフレッシュしてみては?
~今月のお山~
至仏山(群馬県)――360度のパノラマと豊富な高山植物が見どころ!
~紹介してくれる人~
栗川民子(文4)
至仏山の特徴と由来
至仏山(しぶつさん)は、尾瀬ヶ原西方にそびえ、頂上からは雄大な展望が得られる。ホソバヒナウスユキソウをはじめとする高山植物の宝庫としても知られている。平成9年8月からは一時閉鎖されていた山ノ鼻からの登山道も再開された。
また至仏山の名前は片品側の呼び名で、利根側では岳倉山と呼ばれているという。大正時代、登る道がなくて渋沢沿いに登ったので、その「しぶっさわ」から由来しているとも考えられている。
おすすめプラン!
鳩待峠山荘(戸倉から鳩待峠まで、関東観光バス30分)
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※振り返ると眼下には美しい緑の尾瀬ヶ原が広がり、林の間からは至仏山の頂が顔をのぞかせている。
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小至仏山 標高2162m
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※少し下ってまた上るが、あと一息!でも焦ってはいけない。岩は滑りやすいので注意!
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至仏山 標高2228.1m 360度の大パノラマ
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ワンダーフォーゲルで行った時は、山ノ鼻からここまで登ったが岩場がごろごろで歩きにくい。そのため初心者は、往復コースがおススメ!往復すると、大体4~5時間の道のり。
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折り返して、鳩待峠山荘☆宿泊☆(きれいで快適)
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山ノ鼻
↓歩きやすい木道が続く。
尾瀬ケ原
※朝、歩くと朝霧がとても美しい。初夏には歌で有名な水芭蕉がきれいに咲いている。
ワンダーフォーゲル部に入部したきっかけ
「もともと山自体には興味がなかった」という栗川は、友達の付き添いで新歓コンパに参加。盛り上がるだけではなく、会話を大事にする部員の雰囲気に魅かれ、入部を決意した。
4年になった今、「山を好きになった」と笑顔で話すその口調には、自信がみなぎっている。10月3日には引退を迎えるが、「引退してからも山には挑戦したい」とすっかりワンゲルに染まった。
至仏山での思い出のエピソード
栗川が女子班のパーティーリーダーとなって企画し、ワンダーフォーゲル部は観光地にはあまり行ったことがなく、一度は尾瀬に行ってみたいとのことで企画したそうだ。
季節は初夏。晴天に恵まれたが、林が抜けたあたりから太陽に照らされ、汗をびっしょりかいて大変だったそうだ。その分山頂に到着した時、とてもテンションが上がって最高だったという強い印象が残っている、栗川にとって特別なお山。
あこがれのお山
「つらいと思って登るより、自分で楽しさを見つけることが大事!」という、山を登る上で大切な気持ちを教わったあこがれの先輩と、今年の夏に一緒に登った槍ヶ岳。その山頂から目の前に広がる北アルプスの山々を見て、「男らしく雄大な風景をもっと味わいたい」と思ったそうだ。栗川の次なる目標は、北アルプス。ワンダーフォーゲル部では行くことのない山、引退記念に是非この目標を達成してほしい。
◆栗川民子 くりかわたみこ 文4 新潟南高出 163cm
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