
春リーグ快勝スタート! 「今年の明治は〝一味違う〟」/秩父宮杯関東大学アイスホッケー選手権
秩父宮杯関東大学アイスホッケー選手権(春リーグ)がついに開幕した。初戦の相手は神大。第1P序盤から流れをつかむと、そのまま流れを渡さない。ルーキーの選手や4年生まで幅広く活躍を見せ、キルプレーも無失点でしのぐと、見事完封勝利。新体制の公式戦で幸先のいいスタートを切った。
◆5・6~6・1 秩父宮杯関東大学アイスホッケー選手権(ダイドードリンコアイスアリーナ)
▼5・10 対神大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
○明大26{9-0、8-0、9-0}0神大
圧倒的な強さを見せた試合となった。開始わずか4分でFW香田龍冴(文2=白樺学園)が先制点を決めると、そこからは怒涛(どとう)のシュートラッシュとなった。その直後のキルプレーを無事守り切ると、3分間で5得点を獲得した。「(明大は)2セット目が得点を獲得するセット。そこで(得点を)取らないと自分たちは勝てない」(DF村社海莉主将・文4=埼玉栄)。チームの得点源である2セット目の選手らを筆頭に続々とシュートを決める明大。さらに、第1P18分にはFW柳田将真(政経1=駒大苫小牧)がルーキーで初となる公式戦での得点を決めた。
第2Pでも勢いは止まらず、2セット目の選手を中心に8得点を挙げると、続く第3Pでは、ルーキーも続々と得点。獲得した9点のうち過半数をルーキーが決める形にとなった。「1年生への期待は自分たちもしているし、コーチ陣もしている。これからチームを担ってくれたら」(村社)と、周囲からの期待に応えるにふさわしい結果を見せた。
春リーグ初戦を無失点で終え、好発進した明大。チームとしては「上級生でケガをしている人間が多く、不安はある」ものの「今いるメンバーで春リーグを優勝できる力はある」(村社)という。この勢いに乗り春リーグ連覇となるか。残る4戦に期待がかかる。
[中川美怜]
試合後のコメント
村社
――完封試合となりましたが、振り返ってみていかがですか。
「相手のメンバーが足りていないということもありましたが、無失点で最後まで勝ち切れたというのは収穫だと思います」
――新体制で初の公式戦を迎えましたが、今年度はどういうチームにしていきたいですか。
「明大のアイスホッケーは厳しいとよく言われますが、緩くするというのと厳しくするというのはまた話が違うと思います。やはり、最低限のモラルや規律を守ったうえで上下関係やコミュニケーションをようにして、チームを良い方向に持っていけたらと思います」
――春リーグでの目標を教えてください。
「優勝は当たり前に考えてますが、チーム全体としては3冠(春リーグ、関東大学選手権、日本学生氷上競技選手権での優勝)を目標にしているので(春リーグは)通過点ではないですけど、『今年の明治は〝一味違う〟』というのを見せられるくらいの余裕を持って優勝したいと思っています」
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