二人の高校生拳士が気迫の受験/スポーツ推薦入試試験

1999.01.01
 先月27日、和泉体育館内道場にて、明大拳法部入部を夢見る高校生拳士らのスポーツ推薦試験が行われた。

 試験に挑んだ岡部(柏原高)、平松(清風高)の二人は「(試験に向けて)きちんと調整してきた」(岡部)、「6年間やってきた拳法の集大成のつもり」(平松)と気合十分。共にインターハイでは上位入賞と実力は折り紙付きである。勝ち気な面構えもさることながら、特筆すべきは高校生離れしたその肉体だ。「組み技が得意」と口をそろえた二人の体格は本学の部員らに勝るとも劣らず、その突進力は今試験でいかんなく発揮された。

 多くの大学関係者が見守る中、行われた今試験は主に回し稽古、試合形式の内容が評価された。まだ荒削りではあるものの、二人は気持ちを全面に押し出した拳法で試験官にアピール。「体がごつい。組み技が強かった」と相手役を務めた神田(理工1)もその力強さに舌を巻く。試験を終えた両者は「できるかぎりのことはやれた」(岡部)、「手応えはあった」(平松)と納得の表情を見せた。

 「見込みがある」(株本コーチ)と首脳陣もその将来性に一目置く二人の高校生拳士。彼らの加入による戦力アップが待たれる!