昨年度超え7連勝! 日体大にストレート勝利/春季関東大学1部リーグ戦

2025.05.10

 春季リーグ6連勝中の明大。7戦目は昨年度公式戦で3度敗れた日体大と対戦した。強気な攻撃で試合を支配し、ストレートで勝利。7連勝を果たした。

◆4・12~5・24 春季関東大学1部リーグ戦(日体大健志台キャンパス他)

▼5・10 対日体大戦(キッコーマンアリーナ)

○明大3{2519、2518、25-20}0日体大

<スターティングメンバー>(ローテーション順)
S近藤蘭丸(文4=東福岡)、OH佐々木駿(商4=土浦日大)、MB成村航希(政経2=東海大相模)、OP黒澤孝太(政経4=明大中野)、OH近藤大翔(政経1=日本学園)、MB渡邉健(政経3=日本航空)、Li磯脇侑真(政経3=東福岡)

 昨年度は6連勝に終わった春季リーグ。その記録を超えるべく臨んだ今試合は第1セット序盤から連続得点を決め、好調なスタートを切った。「1週空いたので、体を休めて、相手の対策や普段やっている練習をしっかりやることができた」(近藤蘭)。2枚ブロックや渡邉の強烈なストレートなど多彩な攻撃で主導権を握った明大は、相手のミスもあり得点を重ね、25-19で第1セットを先取した。

 第2セットは中盤、日体大に3連続得点を許し、たまらずタイムアウトを要求。しかし攻めたサーブも決まり、相手に流れを渡さず25-18でセットを連取した。「相手のエースにこちらがサーブで負荷をかけ続けて、あまり相手の持ち味のバレーをさせなかった」(近藤大)。続く第3セット。中盤まで拮抗(きっこう)した展開を見せるも、佐々木がサービスエースを決め一気に流れをつかむ。その後も明大の猛攻は衰えず、25-20で勝利を収めた。

 攻めの姿勢を崩さずに、終始ペースを握り続けた明大。「後半戦の出だしはとても重要だと思っていて、今日こういう勝ち方ができたのは今後の勢いにもつながると思う。このまま連勝し続けていきたい」(近藤大)。昨年度苦しめられた難敵・日体大に勝利し、7連勝という記録を成し遂げることができた。まだまだ多くの壁が立ちふさがる春季リーグ後半戦。今年こそ栄冠をつかむことができるのか。この勢いのまま、次なる勝利へ。

[君嶋亜美果]

試合後のコメント

近藤蘭

――今日で7連勝ですが、心境を教えてください。

 「7勝できていることはチームとしてはいいことだと思いますが、全日本インカレ優勝を目標に掲げている以上は、試合を通して何かチームとして得るものがないと意味がないと思っています。その日その日のベストを出した上でチームとして成長できたらなと思っているので、7勝だからといって安心できるというのはあまり思っていないです」

佐々木

――試合の振り返りをお願いします。

 「去年と相手のチームがガラッと変わって、あまりガツガツやってこなかった分、自分達もミス抑えてやれていたので、最初から最後までスムーズに自分たちのやるバレーを展開できたかなと思います」

近藤大

――今日の試合のプレーを振り返っていかがでしたか。

 「反省点としてはサーブミスの多さです。個人としての収穫はバックアタックの精度がどんどん上がってきて、フロントでもそれなりに決まるようになったことです。反省点としては、細かいパスやサーブなどの個人のミスが多いかなと思います」