
天皇杯出場を逃す/第30回東京都トーナメント
2大会連続の天皇杯出場をかけて法大と戦った。2点を先制され、後半に林のゴールで1点を返すも追加点を奪えず決勝で涙をのんだ。

勝てば天皇杯本戦への出場が決まるこの試合。決勝の相手は爆発的な攻撃が特徴の、現在関東大学2部リーグ首位の法大。ロングボールを使い、シンプルな攻撃を仕掛ける法大相手に、明大は受ける展開に。8分、右サイドからクロスを上げられると頭で合わせられ失点。続く23分に自陣でボールを失うと再びクロスから合わせられ、2失点目を喫する。チャンスをつくれず終わった明大は2点ビハインドで前半を終える。

(写真:両サイドでプレイした稲垣)
勝利へ2得点以上が絶対条件の明大は後半開始から小林、林、川合を投入する。後半開始直後、林がP A(ペナルティエリア)内で倒されPKの判定。自ら獲得したPKを決め1点を返す。勢いのまま攻勢に出たい明大だが、相手の集中した守備もあり後半は緊迫した展開に。70分、藤井のロングパスに抜けた林がゴール前に侵入し藤森が合わせ決定機を迎えるが枠を捉えることができない。80分からは3バックに変更し攻撃の枚数を増やすも2得点目を挙げられず試合終了となった。

(写真:来季鹿島アントラーズでプレイする林)
2大会連続の天皇杯出場を逃した明大。敗戦後、林は「これが今の明治の実力じゃないですけど、負けた結果はあるので、そこを素直に受け止めたい。ここでチームがバラバラになっていくのではなくて、一人一人が自分にベクトルを向けて、チームのために、戦うことが大事になると思う」。今季初タイトルを逃した明大だが、次なる目標達成へ向け、紫紺の勇者たちの挑戦は続く。
[竹本琉生]
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