
リーグ戦最終日 男女ともに筑波大に勝利 女子2位、男子3位で終了/関東大学春季リーグ戦
関東大学春季リーグ戦の5日目は男女ともに筑波大戦に臨み、勝利を収めた。男子は第1ダブルスを落とすも、切り替えて4-1で勝利。女子も熾烈(しれつ)な争いとなったが3-2で試合を制した。
◆4・26〜27、5・3~5 関東大学バドミントン春季リーグ戦(日体大米本記念体育館)
▼男子
中川◯2―0山岸
藤原◯2―1川島
栁川・高田組1―2◯野口・安保組
荻原・佐藤組◯2―1神山・山岸組
宮下◯2―0松久
▼女子
小原未◯2―1須﨑
杉山◯2―1長廻
小原陽・亀井組1―2◯中原・広瀬組
杉山・櫻井組0―2◯神山・玉木組
高津◯2―1横内
第1シングルスの中川友那(商2=埼玉栄)は、序盤から流れをつかみ、第1ゲームを制した。続く第2ゲームでは両者譲らぬ接戦となったが、中盤からはペースを取り戻し最終的に21-13でストレート勝ち。試合後には「ネット前の処理は早くしようと意識した。ネット前のヘアピンが良かった」(中川)と勝因を振り返った。第2シングルスの藤原睦月(商3=埼玉栄)は第1ゲームを落としたが、第2、3ゲームで得意の高い位置からのスマッシュで激戦をモノにした。第1ダブルスには栁川蓮(商4=瓊浦)・高田隆誠(商1=瓊浦)組が登場。ペアでの練習なしで挑んだ試合では、第1ゲームを奪うも続く第2、3ゲームで相手のテンポに対応できず15-21、11-21と敗れた。「ダブルスが課題なので、関東大学秋季リーグ戦までに詰めていきたい」(栁川)。第2ダブルスの荻原聖也(政経4=ふたば未来学園)・佐藤瑠活(政経2=東大阪大柏原)組は序盤から激しいスマッシュが飛び交い、白熱した戦いが繰り広げられた。第2ゲームを落とすも第3ゲームで立て直し、11-21と点差をつけて勝利。第3シングルスの宮下怜(政経4=埼玉栄)は粘り強いプレーでストレート勝ちを収め、筑波大相手に白星を飾った。
女子の第1シングルスには小原未空(政経2=埼玉栄)が登場。第1ゲームを落としたものの、第2ゲームではライン際を突く鋭いショットを連発。相手の届かないコースに打ち込み、試合の主導権を奪い返す。第3ゲームでも相手を大きく揺さぶり21-10と圧倒し、見事に逆転勝利を収めた。第2シングルスの杉山凛(文4=西武台千葉)は1-1で迎えた最終ゲーム。終盤にはライン際の判定に不服そうな表情も見せたが、集中を切らさずにデュースに持ち込むと、最後は相手の返球がネットに掛かり勝利。勝利の瞬間にはベンチからも大歓声が上がり、喜びに包まれた。
「毎年課題になっているのはダブルス」(杉山)と話すように、この日もダブルスで苦戦が続いた。小原陽夏(農4=酪農学園大付とわの森三愛)・亀井菜杏(農3=聖ウルスラ学院英智)組は第1ゲームを21-16で先取したものの、第2、3ゲームは10点差をつけられ敗戦。杉山・櫻井優香(文2=埼玉栄)ペアは第1ゲー厶で拮抗(きっこう)した展開を見せたが、21-23で惜敗すると、第2ゲームは流れをつかめずストレート負けを喫した。第3シングルスの高津愛花(政経1=埼玉栄)は、ルーキーながらも堂々たるプレーで、今大会の全試合で勝利。最終的に3-2で筑波大に白星をあげ、2位で今大会を終えた。
男女共通の課題として挙がったのが〝ダブルス〟だ。今年度の関東大学春季リーグ戦で行われた試合のうち、シングルスは全15試合中女子は13勝、男子は11勝と安定した戦いぶりを見せた一方、ダブルスは全10試合中男女ともに4勝にとどまった。シングルスでは白星を重ねる明大にとって、ダブルスが安定すればまさに〝無敵〟のチームとなるだろう。
[塩谷里菜、和田唯花]
試合後のコメント
栁川主将
――リーグ戦の総括をお願いします。
「もちろん優勝を目指してやってきたのですが、1、2日目に負けてしまって、最悪でも3位には入ろうと、気持ちを立て直して3位に入ることができたので、チームとしては次につながったと思います」
中川
――次の大会の目標を教えてください。
「今回は団体戦で足を引っ張ってしまったので、次はしっかり全勝してチームに貢献できるように頑張りたいです」
高田
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「今日はデビュー戦ということもあって、あまり思ったような動きはできなかったですが、これからに意味のある試合になったと思うので(今日の試合を)無駄にしないようにこれから頑張っていきたいです」
――今年はどのような1年間にしたいですか。
「先輩たちがみんな強いので、それをただすごいと思うだけではなくて、練習の中で少しでも学び取れるように、練習から一緒に頑張っていきたいなと思います」
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