
強豪、流経大相手に価値ある引き分け/関東大学リーグ戦
前半、先に試合の主導権を得たのは本学だった。背番号10の橋本(政経4)を中心に攻撃の形を作り、8分にはゴール前の混戦から林(商4)、増田のコンビネーションでゴールを決め、先制点を奪った。しかしその後26分に同点ゴールを許すと、試合はどちらに転んでもおかしくない互角の展開に。一進一退の攻防を繰り広げるも、お互いあと一本が出ず前半を1―1のまま終えた。
後半に入ると、リーグトップの得点数を誇る流経大の怒とうのシュートラッシュが展開される。しかし、GK高木(政経1)がファインセーブを連発し、さらDF陣の体を張ったディフェンスでゴールラインを死守。本学はこのディフェンスからリズムをつくり、攻撃に転じる。11分に田中(政・営3)のオーバーラップからニアサイドの小林(政経2)、ゴール前の林とつないでボレーシュートを放つも惜しくもGK正面。直後にはスルーパスに反応した山田(政経2)のシュートがゴール右に外れるなど、何度も惜しい局面を迎えるが一向にゴールが奪えない。結局最後まで相手ゴールを割ることはできず、後半はスコアレス。1―1の引き分けで試合を締めくくった。
前期の同一カードで6―1の大敗を喫した本学だったが、今節はディフェンディングチャンピオンの風格漂う堅い守りで見事引き分けに持ち込んだ。勝ち点3こそ奪えなかったものの、首位をひた走る流経大の5カ月続いた連勝を止めたこの引き分けは勝利にも等しい。「今流経から勝ち点を取れるチームは少ない」と神川監督もこの引き分けを前向きにとらえている。次節も今節に続き強豪との一戦、国士大戦となる。厳しい戦いになることは間違いないが、神川監督は「相手は次節CBとCFが1人ずつ出場停止で欠ける、そこを突いていきたい」と冷静だ。ケガ人も戻り、さらにIリーグから新戦力が加入したことで、ますます層が増した本学。打倒国士大へ、今の本学に死角はない。
試合後のコメント
神川監督
「ここ最近の反省を生かした良い試合だった。シュート数の少なさは課題だが、悲観する内容ではない。ディフェンスもほぼ完ぺき、完全にやられたシーンはなかったし、被シュート数も実際より少なく感じた。次も力のある相手なので、スキを突いていきたい」。
増田
「最後の最後まで粘り強さを出せたと思う。得点は、林が最高のボールをくれたのでゴールにパスするだけでした!次節は上にいくために落とせない試合。勝ちにいきます」。
高木
「首位相手で、大きい引き分けだった。失点はあったが、そこから崩れなかったのが良かった。(個人的に)調子が良いので、チームのピンチを救えてうれしい。次節もディフェンスからリズムをつくって勝ちにいきたいです」。
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