2点を奪い慶大を下す!/関東大学1部リーグ戦

2025.05.06

 雨の中行われた慶大戦。前半23分で奪った先制点をきっかけに勢いを生んだ明大は、後半も止まることなく追加点を入れ、2―0で勝利を勝ち取った。

 前半戦の序盤、池上寿之監督が予想していた慶大のシステムと異なり、ペースを作るのに苦戦した様子が見られた。慶大に速攻をかけられる場面など慶大の攻めが続いたが、監督の冷静な判断により、即座に陣形を変更。迎えた前半23分、左コーナーから駆け上がってきた島野のヘディングを受け、真鍋が先制点を挙げた。このゴールを「常にゴールを狙っているので、点数に繋がってよかった」(真鍋)と振り返る。流れをつかんだ明大はその後もセカンドボールを奪取し、ゴールに迫っていくも決定機を決めれず。1-0で前半を終えた。

(写真:今期初スタメンの内山)

 雨脚が強まる中始まった後半戦。両者の意地がぶつかり合い、膠着(こうちゃく)状態が続いた。得点の糸口がつかめない中、82分。島野のシュートのこぼれ球を藤森が押し込み、ネットを揺らすも、ハンドの判定を受けゴールが取り消しになった。終了間際に試合が動く。「颯太さん(藤森)が起点にチャンスを作ってくれている中で、善(高足)がクロスを上げてくれたので、当てるだけだった」と、前澤が追加点を決めた。ここで試合終了のホイッスルが鳴り、2-0で勝利を収めた。

(写真:追加点を挙げた前澤)

 真鍋は「もっと追加点が取れればもっと楽な試合展開だったと思うんですけど、自分たちの決定力不足で取れなかった」と、試合後のインタビューで悔しさをにじませた。次に待ち構える天皇杯の予選に向けて修正を行い、勝利を狙う。

[小松蕗由]