
水野準決勝敗退 終始押される苦しい展開/関東学生テニストーナメント7日目
男子シングルス準決勝に駒を進めた水野惺矢(政経2=四日市工)だったが1ー6で第1セットを終えるなど、試合の主導権をつかめなかった。水野はセットカウント0ー2のストレート負けを喫し、ベスト4で関東学生テニストーナメント(春関)を終えた。
◆4・28〜5・5 関東学生テニストーナメント(有明テニスの森)
▼5・3[男子シングルス準決勝]
水野 0{1―6、5―7}2 菅谷(慶大)○
【男子シングルス準決勝:水野惺矢VS菅谷優作(慶大)】
前試合を完勝し準決勝の舞台へ上がった水野。「今日は昨日の試合とは環境が違い、ボールパーソンがついたり、スタートの入場演出があったりしたので終始緊張して、自分のプレーが出しきれなかった」と語る。第1セットは相手の鋭いサーブに反応が遅れ、ミスストロークが目立った。早くも第2ゲームにブレークされ、相手に流れを渡してしまい、ゲームカウント1-6でこのセットを献上した。

第2セットは、水野が「ファーストセットは早い時間で相手にセットを取られて、自分のリズムがつかめなかった。2セット目からは自分の得意であるラリー戦を仕掛けた」と振り返るように、粘り強いラリーが見られた。両選手がキープを続ける中、ゲームカウント5-5で迎えた第11ゲームでは30―30に追いつかれ、浮いた相手の球はコートに落ち、30―40。その後、水野は強いフォアストロークで相手を攻め立てるもブレークを奪われた。第12ゲームは威力のあるサーブに対応できず、本試合はセットカウント0ー2で敗れた。
明大勢は水野のベスト4で春関を終えた。次戦に向けて水野は「自分から攻めていって、ボレーで決め切る展開を増やしたほうが、リズムが出るかなと思う。これからそういう練習をしていきたい」と語った。次戦となる全日本学生テニス選手権(インカレ)ではさらなる成長を期待したい。
[渡部遥人]
試合後のコメント
水野
――今日の敗因はどのように分析しますか。
「自分が取りたいポイントで、フォアハンドの攻めたショットでのジャストアウトが多かったです。そこをしっかり取り切れていれば変わったかなと感じます」
――2セット目になってからは粘りが見えました。1セット目と意識を変えたところはありますか。
「ファーストセットは早い時間で相手にセットを取られて、自分のリズムがつかめなかったです。2セット目からは自分の得意であるラリー戦を仕掛けました」
――2セット目の終盤、両者ブレークを狙っていく中で、どのようなことを意識していましたか。
「相手のサーブがとても良かったので、相手のサーブにプレッシャーをかけないと、厳しいかなというのはありました。特に相手のセカンドサーブでプレッシャーをかけようという意識はありました」
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