
準決勝で白鷗大に挑むも 健闘むなしく敗戦/関東大学バスケットボール選手権
迎えた準決勝の相手は、白鷗大。序盤こそ明大が主導権を握る場面も見られたが、白鷗大の個々の強さを抑え込めず前半を終える。後半も白鷗大がブザービーターを決めるなど試合を優位に進められ、最後まで背中を捉えきれず。71―92で敗北を喫した。
◆4・29~5・4 第74回関東大学バスケットボール選手権(駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場他)
▼5・3対白鷗大戦(国立代々木競技場 第二体育館)
明大71{20―26、10―22、27―26、14―18}92白鷗大○
スターターはPG千葉天斗主将(法4=明成)、SG針間大知(情コミ4=福岡大大濠)、SF武藤俊太朗(政経3=開志国際)、PF鬼澤伸太朗(国際3=福岡大大濠)、PF塚田大聖(政経3=土浦日大)。
「(白鷗大は)強度が高いのでそこで負けずに、自分たちから仕掛けていきたい」(針間)と意気込んで臨んだ白鷗大戦。試合は塚田の連続3Pシュートで幕を開けた。序盤から白鷗大の強度あるプレーに押されると、バスケットカウントから差を広げられてしまう。第2Qでは「(佐藤涼成が)オフェンスのときは、みんなでプレータイムをシェアしながら守ろうと話した」(山際祐希・営3=新潟商業)とスカウティングから警戒を強めたものの、ドライブや3Pシュートを抑え切れず。12点のビハインドを背負い、試合を折り返した。
第3Qは、千葉を中心としたプレーからオフェンスを展開。要所で山際が3Pシュートを沈めるなど差を縮めていき、流れは明大に傾きかけたように思えた。だが、第4Qに入ると白鷗大が試合のペースをコントロール。終盤には八田滉仁(白鷗大)がハーフコートからの3Pシュートを突き刺し、会場のボルテージはこの日最高潮に達した。その後も白鷗大の勢いは留まることを知らず、71―92で敗戦。明大は、翌日に行われる3位決定戦に進むことが決まった。
「1部(関東大学1部リーグ戦)で上位を争うチームの強さを思い知らされた」(山際)と躍進する明大にとって差を見せつけられる悔しい結果となった。この経験を次戦に控える日大戦に生かしていきたいところだ。日大について「去年のインカレ(全日本大学選手権)チャンピオンでフィジカルも強くタフな印象がある」としつつも「このトーナメントを3位で終わるのと4位で終わるのでは全く違うのでいい大会だったなと振り返ることができるような試合にしたい」(山岸)と思いを口にした。3位奪取に向けて、絶対に負けられない戦いが始まる。
[早坂春佑]
試合後のコメント
山岸
――今試合を振り返っていかがでしたか。
「今大会を通してチャレンジしようというテーマがあり、自分たちから積極的にいこうとしたのですが全体的にごたごたしてしまった部分があり、そこをチームとしてフォローし切れませんでした」
――ご自身の役割は何だと思いますか。
「一番明確なのは体を張ることや声を出すことが役割だと思っています。特に声を出す部分は、自分が4年生になって求められていることだと思います。体を張り続けて、留学生やそういった(ビックマンの)選手に自分が付くことが多いので、そこに対してチャレンジし続けて、チーム全体としての雰囲気、強度を上げられる選手になっていきたいです」
山際
――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
「昨日は自分の得意なプレーができたのですが、今日は強度の部分で負けていて自分のプレーが表現できなかったのが悔しいです」
――日大戦ではどのようなプレーをしていきたいですか。
「ディフェンス面は高い位置から強度を上げてチームの士気を上げるようにプレーしていきたいですし、オフェンスは頭を使って周りの選手を生かしながら自分の得意なドライブやキックアウトをしていきたいと思います」
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